“20万円超え”を見送ったシャープ
シャープは7月9日に「AQUOS R11」を発売した。
標準、広角、望遠の3つのカメラを搭載し、ライカの監修も受けている。
CPUはSnapdragon 8s Gen4を採用。従来モデルよりもスペックアップしている。
シャープはこれまで、AQUOS senseシリーズを中心に、3万円程度の低価格なAQUOS wishシリーズで販売台数を稼いできた。
しかし、メモリーの高騰によって、AQUOS wishシリーズの展開は価格面で岐路に立たされている。
シャープの通信事業本部、中江優晃本部長は「メモリー価格の高騰や中東情勢によって原材料費が高騰しており、ローエンドがその影響を最も受ける。我々がスマートフォンで提供する価値は、ハイエンドとミドルレンジを中心としてきたい。wishは法人で活用いただいているが、これからはどちらかというとRやsenseに注力していく」と語る。
シャープでは高価格なproモデルも展開していたが、2026年度にproモデルの投入はないという。中江氏は「外部環境が例年になく大きく変わっているなかで、今までと同じ考え方でproを出しても、お客さまに手に取って使っていただけるのか、という懸念がある」という。
AQUOS R9 proは20万円を超える値段であった。世の中のありとあらゆるものが値上げしていく中で、スマートフォンに20万円以上を払うことに抵抗を感じる人も増えつつある。
シャープとしては当面はラインナップを絞り、Rとsenseに集中していく考えのようだ。
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