KDDIのローミング打ち切り開始
先日開催されたKDDIの決算会見で、松田社長は「これまでも申し上げている通り、当社網へのトラフィックは想定以上になっている。もともとauのお客さまには影響がない形で進めているため、そうなりかねない混雑エリアについては、十分な期間を持ってお伝えして終了しているところだ」と語った。
つまり、楽天モバイルのユーザーにネットワークを貸すものの、混雑が激しいようだと、auユーザーを最優先にするため、ローミングを打ち切っているということだ。
KDDIのローミングは2019年、楽天モバイルが第4のキャリアとして新規参入する際、既存の3社と競争できるように配慮されたものだった。さすがに新規参入していきなり全国津々浦々、基地局を建設し、どこでも使えるようにするには無理がある。そこで、KDDIのネットワークにローミングすることで、全国レベルでエリアを構築する一方、時間を稼いで、その間に楽天モバイルが自社でネットワークを広げていく算段であった。
途中、楽天モバイルにはプラチナバンドという飛びやすい周波数帯を割り当てられ、全国ネットワークを構築しやすいよう、総務省からプレゼントもあった。
そんな状況に対して松田社長は「楽天モバイルとのローミング協定は7年が経過し、この9月に期限を迎える。楽天モバイルのエリアも全国に広がっているため、当初の役割は終えたのではないか」と語るのであった。
ただ、KDDIにとっても、楽天モバイルとの関係を簡単に切れる間柄でもない。
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