建設現場での建築物単位のGHG排出量を自動算定「Susport 建設」
Sustineriは5月20日、建設現場における建築物単位のGHG排出量自動算定サービス「Susport 建設」の正式版の提供を開始した。
建設工事で生じるGHG排出量を見積書データ等から自動算定できるGHG排出量自動算定サービス。各種建築積算システムやExcel等で作成された見積書データをアップロードすると、自然言語処理により建築資材の見積項目を読み取り、各種計算方式に基づく排出原単位の割り当てを実施して項目別のGHG排出量算定・可視化を実現する。
2023年12月にSusport 建設 β版をリリースし、複数社に利用してもらいながら開発を進め、この度正規版をリリースした。
建築現場単位の温室効果ガス排出量を算定し、ダッシュボードによる総排出量などの可視化。各社で異なる見積書式にも対応した読み取り機能や、自然言語処理による見積項目と排出原単位の自動割り当て機能、排出原単位データベースの登録機能などを備える。
これまで膨大な時間を要した建築物単位のGHG排出量算定作業を手軽に実施できるようになる。現在のサービスは建築物のライフサイクルにおける「アップフロントカーボン(新築時)」を算定対象としているが、今後は「エンボディドカーボン(新築・改修・解体時)」への算定対象拡大を目指し、開発を進めているという。