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UPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋レポート 第24回

最新のEVカートが群馬県庁前を走った! 最高速120km/hのプロ用EVカートの迫力はマジ

2024年03月10日 13時00分更新

文● 佐藤ポン 編集● ASCII

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 モータースポーツ事業や自動車パーツ開発を手掛けるトムスは、同社が開発したEVカートやシミュレーターをUPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋に出展。屋外で開催されたEVカート体験会は、県庁前通りの特設コースが舞台。11時の開始時刻前から熱心な参加者が行列を作り、整理券がすぐに無くなる人気だった。

EVカート

最高速120km/hという本格的なレース用のEVカート

EVカート

群馬県庁前をEVカートが疾走した

 このEVカートは、2023年10月に東京・お台場にオープンした都市型EVカートサーキット「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」で使用されているマシン。お台場では有料だが、UPDATE EARTH 2024では無料で約5分間の走行を体験できた。

EVカート
EVカート

2人用のカートも用意されていた

EVカート

体験コーナーには行列が

■5G回線を使った遠隔操縦も
■プロレーサーによるデモ走行はさすがの迫力

 さらに今回は、5G回線を使用した遠隔操縦のデモンストレーションも実施された。無人のEVカートとシミュレーター、スマートフォンを5Gでつなぎ、このコースを走行する実験だ。トムスの担当者に話をうかがうと、「シャープやさまざまな技術機関に協力してもらい、新しい取り組みを行なっています。まだ開発段階なので、このシステムを使って今後どのようなことができるのか模索中です」と語っていた。

EVカート

シミュレーターと無人のEVカートを5Gで接続しての遠隔操縦のデモも

 また、午後にはSUPER GTなどで活躍する群馬県出身のプロレーサー・笹原右京選手によるデモ走行も。笹原選手がコースに持ち込んだマシンは、なんと最高時速120kmのプロ用EVカートだ。

 スタッフの合図とともに、デモンストレーションが始まると、いきなり急加速してコースを周回。当たり前だがEVなのでエンジン音はまったく聞こえないが、激しいコーナーリング時にはタイヤと路面の摩擦音が響いていた。迫力のEVカート走行を見られる貴重な体験会だった。

EVカート

プロドライバーによる走行はさすがの迫力だった

■県庁内に仮設サーキット出現!
■排ガスを出さないEVカート体験は屋内でも開催可能

 群馬県庁内の1階では、「EVキッズカート体験」と「キッズカートバルーンコース」も開催されていた。こちらは県庁前通りとは異なり、子供向けのアトラクション。ぶつかっても安全な空気でふくらませるバルーンコース内で、EVカート走行を体験。休日を大いに楽しんだはず。

EVカート

群馬県庁の屋内では子供用の体験コーナーも

 EVカートのは静かで排出ガスを出さないため、このような屋内スペースでも体験会を開催できる。キッズ用カート体験会は速度を出さないため、一般的なラジコン大会よりも静かな印象だった。

EVカート

電動なので屋内でも走行できるわけだ

 また、県庁1階の一角で来場者に人気だったのは、「デジタルツイン『Formula E 東京』チャレンジ」。これは2024年3月30日に日本(東京・有明)で初開催となるフォーミュラE(E-Prix)を、ゲーム感覚で体験できる大型のシミュレーター。開催直前の話題のレースとあって、常に何人もの体験希望者が列を作っていた。

EVカート
EVカート

シミュレーターコーナーにも多くの人が集まっていた

 

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