【9月29日開催】3D都市モデルを活用したビジネスアイデアの伴走支援プログラム「PLATEAU Accelerator」成果報告会
国土交通省が推進する都市デジタルツインの社会実装プロジェクト 「Project PLATEAU(プラトー)」のアクセラレーションプログラム 成果報告会を実施いたします!
Project PLATEAU(プロジェクト プラトー)は、国土交通省が進めている、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化のプロジェクトです。 3D都市モデルとは、実世界(フィジカル空間)の都市を、仮想的な世界(サイバー空間)に再現した三次元の都市空間情報プラットフォームです。建物や道路等の都市空間に存在する様々なオブジェクトの三次元形状と、それらのオブジェクトの意味情報(建築物の名称や用途、建設年などの属性情報)をパッケージでデータ化することにより、都市空間そのものを再現するデジタルツインを実現できます。
このプロジェクトの中で、2023年度より開始された「PLATEAU Accelerator」は、このPLATEAUを活用したアイデアやシーズをビジネス化するために国土交通省が提供する伴走支援プログラムです。新規事業開発ノウハウと有識者の知見を融合した実践レベルの講義やワークショップ、個別メンタリングを複数回提供することで、ビジネス創出をサポートしています。 今回、その集大成として成果報告会を開催。各受講生がピッチにて事業計画を発表いたします!
<PLATEAU Accelerator 成果報告会 開催概要>
日時:2023年9月29日(金)16:00〜18:00 交流会〜19:00
主催:国土交通省
運営:株式会社角川アスキー総合研究所 協力:株式会社アドライト
内容:Accelerator 受講生ビジネスモデル発表
発表5分+質疑応答3分 ×8プロジェクト
交流会(現地参加者のみ、ネットワーキング機会にご活用ください。)
視聴方法
オンライン生配信(Youtube Live)
現地観覧(場所):角川アスキー総合研究所7階フリースペース
(〒113-0024 東京都文京区西片1丁目17−8 KSビル7階)
こんな方におすすめ
・3D都市モデルを活用したビジネスアイデアに興味のある方
・3D都市モデルを活用するスタートアップとの共創を考える自治体、ベンダー、事業者の方
・3D都市モデルを活用したビジネスを展開するスタートアップへ投資を検討している方
成果発表者
・発表者についてはPLATEAU公式サイトでもご紹介しています!(PLATEAUサイトへリンク)
・講義レポート(PLATEAUサイトへリンク)
1.太陽光発電の最適化と普及(Rexplorer Ltd. Hundt Hendrik)
【概要】エストニアのタリン発のテクノロジー・スタートアップ。太陽光発電の設置計画段階を自動化するデバイス「Rexplorer」を開発。PLATEAUの3D都市モデルによって、日本のすべての都市でも利用できるよう事業化を目指す。
2.地域メタバース「ちいめた」(武村 達也)
【概要】自治体・地域団体向けに安価なメタバース空間を制作・運営。バーチャル観光や花火大会、NFTやAR活用によるバーチャルコミュニティ形成を提供。参加者にはリアルでの特典があり、関係人口の増加を目指す。
3.PLATEAU Window(PLATEAU Window's 鈴木 裕之、河野 円)
【概要】PLATEAU Windowは、新しい街・ビル・店舗・住居の窓からの景色を描くサービスです。PLATEAUデータが保証する信頼性をベースに、セキュリティ、手軽さ、画質を兼ね備えた体験で、まだ見ぬ風景を可視化し価値を創造します。
4.空間営造(空間営造株式会社 廖 醇祖、田宗合同会社 田頭 亜里)
【概要】空間営造プラットフォームは、私達自身が生活者として現在抱えている空間の悩みを起点に、空間価値を高めるリソースマネジメント・建物情報の見える化/集積/更新を実現し、一人一人の空間リテラシーを高める新工具。
5.災害啓発シミュレーションゲーム(SN@P新潟 百武 優一)
【概要】PLATEAUを活用して日本全国の都市を3d空間上に再現し、災害を疑似的に体験できるシュミレーションゲームを提供する。
6.ドローンクラウド(大洞 勝彦)
【概要】ドローン制御アプリにクラウド接続プラグインを追加するだけで、ドローンの位置、飛行経路および飛行禁止区域などをPLATEAU上にリアルタイム表示して3Dで確認できるクラウド上のWEBアプリに接続できます。
7.郡山市地域ガチャポン化「郡山箱庭旅行」(PocketCrafters 園田 駿希、星佳甫)
【概要】都市のミニジオラマをガチャポン景品として販売する。PLATEAUと3Dプリンターを用いる事により、新規ジオラマの作成も安価に迅速に行う事ができる。運営には地元学生が参入し、福島全域の観光地の盛り上げと交流を目指す。
8.プラトーに街の課題を書き込み共有する仕組み(すPLATEAU~ん 阿久津 好太)
【概要】本アプリを小学校へPLATEAUマップとあわせ無償で提供し、みんなが集まる公園、通学路上の危険を感じた場所等を楽しみながら記録。その情報をDB化し、カーナビ等へ反映して交通事故のない社会を実現するビジネスモデル。
講評者
内山 裕弥
国土交通省 総合政策局 情報政策課 IT戦略企画調整官 / 都市局 都市政策課 デジタル情報活用推進室
東京都立大学、東京大学公共政策大学院で法哲学を学び、2013年に国土交通省へ入省。 国家公務員として、防災、航空、都市など国土交通省の幅広い分野の政策に携わる。法律職事務官として法案の企画立案に長く従事する一方、大臣秘書官補時代は政務も経験。2020年からはProject PLATEAUのディレクターとして新規政策の立ち上げから実装まで深くコミット。
橋本 雄太
三菱地所株式会社 新事業創造部 主事
新聞社、コンサルティングファーム、鉄道会社を経て2021年に三菱地所(株)に入社。成長産業の共創をコンセプトとするスタートアップ投資ファンド「BRICKS FUND TOKYO」を立ち上げ、新規投資や投資先支援に従事するとともにファンド全体の企画運営を統括。前職ではアクセラレータープログラムやインキュベーションオフィスを立ち上げ、スタートアップとの資本提携や事業連携を通じた新規事業開発を経験。オープンイノベーションを通じた既存産業の変革と新産業創出を目指す。
木村 忠昭
株式会社アドライト 代表取締役CEO
大学院卒業後、大手監査法人に入社し、株式公開支援業務に従事。2008年イノベーション共創を手掛ける株式会社アドライトを創業。合わせて国内スタートアップ企業へ社外役員就任によるハンズオン支援を行い、5社の上場を果たす。 アジアやアメリカの海外スタートアップ企業の支援にも積極的で、これまでに30社以上の投資育成を行いうち9社が買収される。大手企業のオープンイノベーションにおける一気通貫での事業化支援を得意とする。 主要な国立/私立大学との産学連携プロジェクトの支援実績も豊富。
PLATEAUの詳細について
PLATEAUでは、全国の3D都市モデルを整備し、オープンデータとして公開することで、誰もが自由に都市のデータを活用し、防災、まちづくり、AR・VRなど様々な場面で活用できるようにしています。 実際の活用事例など、詳細はPLATEAUウェブサイトをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/plateau/
また、PLATEAUの社会実装を加速させるための一連のコミュニティイベントを展開する「PLATEAU NEXT」では、アプリコンテスト、ライトニングトーク、ハッカソン、ハンズオン、ピッチイベント、アクセラレーションプログラム、子ども向けイベントなど様々な切り口で開発者コミュニティにおける実装のきっかけ作りを進めていきます。様々な領域のエンジニアやクリエイター、プランナーが自らの技術と3D都市モデルのデータを組み合わせ、新たな価値を生み出すことを期待しています。
https://www.mlit.go.jp/plateau-next/