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東大発スタートアップLightblue、67億パラメーターの日本語LLMをオープンソースで公開

 Lightblue Technologyは7月19日、研究開発チーム「LLab(エルラボ)」を設立するともに公開モデルとしては国内最大規模という67億パラメーターの日本語LLMを開発し、オープンソースで公開したと発表した。

 同社は東大発AIスタートアップ。公開した日本語LLMは透明性とセキュリティーを最大の特長とする。 

 ChatGPTなどのLLMは英語モデルが主となっている一方で、日本語に特化したLLMは国内大手ベンダーを中心に開発が進めらている。しかし具体的な学習方法が不透明であったり、クラウド運用前提など、セキュリティー面での懸念も多く、特に企業における実運用には課題がある状況が続いている。

 同社では主に法人向けに独自LLMを提供。業界用語や部署特有の専門用語、あるいは慣習などに合わせてLLMの調整・訓練することで、各社の専門用語や特殊ケースに対応可能。また、オンプレミス環境で利用可能な構成を備え、ユーザー個別のニーズ・環境に応じた安全な専用環境を提供。パブリッククラウドとの連携も強化し、情報漏洩リスクへの対策を強化するなど、セキュリティー対策や透明性を担保することによって、企業内の業務効率化を全面的にサポートするとしている。

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