ローカル5Gより「プライベートLTE」
また、sXGPの1.9GHz帯は、ほかにDECTというデジタルコードレス電話規格で用いられている程度でしか使われていない。
すなわち、ほかに干渉する通信機器がほとんどないので、安定した運用が可能というのも大きなメリットになっている。特に繁華街にある工事現場だと、周辺からWi-Fiが飛びまくっているので、Wi-Fi網を使った連絡手段では、円滑なコミュニケーションができないとされている。
実はローカル5GよりもsXGPも活用した「プライベートLTE」のほうが、導入を検討する企業側にとってはコストの負担も少なく、免許も不要と言うことで、現実的なソリューションになろうとしている。
特にiPhoneとiPadがこの4月からsXGPに対応したことで、豊富な法人向けアプリをsXGPのネットワーク内で使えるようになったのが大きい。
iPhoneに標準搭載された通話アプリを利用し、内線電話的に利用することもできる。
法人向けPHSサービスが終了し、1.9GHz帯は今後使われずに終わっていくのかと思いきや、PHSはsXGPという通信規格に生まれかわり、ローカル5Gにも対抗できるネットワークに進化していたのだった。

この連載の記事
-
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 - この連載の一覧へ












