最新パーツ性能チェック 第416回
Palit MicrosystemsのGeForce RTX 4060 Ti StormX 8GBをレビュー
GeForce RTX 4060 Ti搭載でカード長約170mm!冷却性能と動作音も小型PC自作向け
2023年06月03日 16時00分更新
軽~中量級ゲームタイトルはWQHD・最高画質でも楽勝
最後はゲーミングの性能だ。まずは軽~中量級ゲームタイトルとして、「レインボーシックス シージ」、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)、「エーペックスレジェンズ」を試してみよう。テスト解像度はGeForce RTX 4060 TiのターゲットであるフルHDに加え、WQHDも実行している。
レインボーシックス シージの設定は、APIがVulkan、画質は「最高」プリセットを選び、スケーリングはデフォルトの50%と100%で内蔵ベンチマークを実行。結果、WQHDの100%設定でも、ハイリフレッシュレート仕様のゲーミングディスプレーを活かせる成績だった。軽量タイトルだと、ここまで快適になる。
中量級の負荷になるFF14ベンチマークは「最高画質」でテスト。WQHDでも「非常に快適」という評価で、これからFF14を始めたい人でも安心のスコアーと言える。なお、レポートによると平均フレームレートはWQHD時で130fps超えと、こちらも大満足の結果だ。
人気の中量級タイトル、エーペックスレジェンズの画質は「最高」を選択。「CapFremeX」を使用し、ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを移動した際のフレームレートを計測した。フルHDの最小・平均フレームレートは164.3fps・243.2fpsと、240Hz駆動のゲーミングディスプレーを有効活用できるレベルだ。
WQHDでも最小が134.6fpsと120fpsを超えているので、快適にプレイできるだろう。とはいえ、競技性の高いタイトルなのでフレームレートは高ければ高いほど有利に立てることも。物足りないと感じるプレイヤーは、画質を下げてフレームレートを補填してもいいかもしれない。
この連載の記事
-
第458回
自作PC
Arc B580のRTX 4060/RX 7600超えは概ね本当、11本のゲームで検証してわかった予想以上の出来 -
第457回
自作PC
インテル新GPU、Arc B580の実力は?AI&動画エンコードは前世代より超強力に -
第456回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」は高画質設定でも最強ゲーミングCPUであることに間違いはなかった -
第455回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」が最強ゲーミングCPUであることを証明する -
第454回
デジタル
性能が最大50%引き上げられたSamsung製SSD「990 EVO Plus」は良コスパSSDの新星だ -
第453回
デジタル
性能も上がったが消費電力も増えた「Ryzen 7 9800X3D」最速レビュー、AI推論の処理速度は7800X3Dの約2倍! -
第452回
自作PC
Core Ultra 200Sシリーズのゲーム性能は?Core Ultra 5/7/9を10タイトルで徹底検証 -
第451回
自作PC
Core Ultra 9 285K/Core Ultra 7 265K/Core Ultra 5 245K速報レビュー!第14世代&Ryzen 9000との比較で実力を見る -
第450回
デジタル
AGESA 1.2.0.2でRyzen 9 9950Xのパフォーマンスは改善するか? -
第449回
デジタル
Ryzen 9000シリーズの性能にWindows 11の分岐予測改善コードはどう影響するか? -
第448回
デジタル
TDP 105W動作にするとRyzen 7 9700X/Ryzen 5 9600Xはどの程度化ける? レッドゾーン寸前を攻める絶妙な設定だが、ゲームでの効果は期待薄 - この連載の一覧へ