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北九州市のコミット力がすごい スタートアップ支援6事業合同デモデイレポ

北九州市が初の大規模スタートアップイベント「WORK AND ROLE 2023」レポート 1日目

特集
ASCII STARTUP イベントピックアップ

提供: 北九州市

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COMPASS小倉アクセラレーションプログラム採択企業2社の成果発表

 COMPASS小倉アクセラレーションプログラムは、アイデア段階の企業を選抜し、ビジネスに精通した専門家の徹底指導により短期集中型で成長させるCOMPASS小倉独自のアクセラレーションプログラム。これまで13社を支援し、うち4社がシード調達を実現している。2022年度の第5期は、ミマモル株式会社と株式会社Furahi の2社が採択された。

企業の障がい者直接雇用を促進するマッチング支援サービス
ミマモル株式会社

 ミマモル株式会社は、企業の障がい者の雇用と安定的な定着を支援するサービスを提供している。日本では、一定規模の企業に障がい者の雇用が義務づけられているが、達成できている企業は半数に満たないのが現状だ。企業側はどのような業務を任せられるのかわからず、障がい者側は望むような仕事が与えられず能力が活かせない、というギャップが生じている。

 ミマモルは、企業の業務内容を切り分けて、障がい者に合わせた業務システムを構築、障がい者側にはソフトウェアのオペレーション教育を支援することで雇用の定着率を高めるとともに、業務の生産性向上も図れる。将来的には、高齢者や専業主婦層の雇用促進プラットフォームとしても展開していく計画だ。

ミマモル株式会社 代表取締役 甲木陽一郎氏

日本人のITアレルギーを解消する無料学習&就職プラットフォーム「Pluski」
株式会社Furahi

 株式会社Furahiは、主に文系の学生を初期ターゲットとしたITツール学習&就職プラットフォーム「Pluski(プラスキ)」を開発。2030年までにIT人材が最大79万人不足する、といわれている。この原因となっているのが、日本人のITに対する漠然とした苦手意識、いわゆるITアレルギーだ。ビジネスサイドのITアレルギーから開発サイドとの相互理解ができず製品開発に支障をきたすこともある。

「Pluski」は、ビジネスサイドと開発サイドとのギャップをなくす、現場デジタル化人材を育成するサービスだ。現在はITベンダー2社と提携し、開発環境を学べるコンテンツのベータ版をリリースしている。北九州市内の学生約150名が「Pluski」を利用しており、7社の企業でインターンでの採用や内々定が決まっているそうだ。

株式会社Furahi 代表取締役 川口儀浩氏

パネルセッション「WEB3.0がもたらす地域インパクト」

 2本目のパネルセッションは、「WEB3.0がもたらす地域インパクト」がテーマ。パネラーには、コインチェック株式会社 常務執行役員 天羽健介氏、渋谷区 グローバル拠点都市推進室長 田坂克郎氏、アクセンチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部 コンサルティンググループ マネジャー 千葉大輔氏、モデレーターとして一般社団法人まちはチームだ 代表理事/株式会社HOA 代表取締役 岡秀樹氏が参加した。

 話題のWEB3.0は、これまでのWEB1.0やWeb2.0とは何が違うのか。セッションでは、WEB3.0の理解を深めるための事例として、コインチェックのメタバース×NFTのコミュニティ「OASIS」、アクセンチュアのメタバース活用、渋谷区のNFTアートイベントやDAO特区の提案といったWEB3.0支援を紹介。また、WEB3.0による北九州へのインパクトとして、NFTを使った観光など地域活性化への活用アイデアを提案した。

(左から)一般社団法人まちはチームだ 代表理事/株式会社HOA 代表取締役 岡秀樹氏(モデレーター)、コインチェック株式会社 常務執行役員 天羽健介氏、渋谷区 グローバル拠点都市推進室長 田坂克郎氏、アクセンチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部 コンサルティンググループ マネジャー 千葉大輔氏

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