魅力その2.複数のジョブと奥深い戦闘システム
主人公たちは固定のベースジョブと、任意に切り替えられるバトルジョブの2つを持つ。バトルジョブは各ギルドを訪れ、ライセンスを獲得すれば複数のキャラでも併用可能だ。
戦闘では敵ごとに設定された弱点を突き、「ブレイク」させて有利な状況にするのが本作のだいご味。剣や槍、斧に弓矢など複数の武器属性と、炎・氷・雷・風・光・闇の魔法属性を使い分けることが重要となる。「ブースト」でスキルの威力を爆発的に上げられるのも特徴の1つ。
また、単純に力で攻める以外にもアイテムを調合したり、捕獲した魔物をけしかけたりとさまざまな戦法が用意されているので、やり込むほど戦闘にハマっていく面白さがある。
魅力その3.多彩なフィールドコマンドで街に着くたび忙しい!
各主人公が使えるフィールドコマンドは、街で話しかけられるNPCなら誰にでも使用可能で、さまざまな効果を発揮するシステムだ。
たとえば学者のオズバルドのコマンドは「探る」。一定の確率で、NPCのプロフィールを見られるコマンドだ。その多くがフレーバーテキスト(世界観を深めるための文章で、攻略に意味のないもの)だが、隠されたアイテムが手に入ったり、NPCから受けられるクエストのヒントが得られたりと、やる価値はある。
そのほか、商人のパルテティオなら各NPCが持つアイテムを「買取る」ことができ、神官のテメノスなら「導く」コマンドで各NPCを連れ歩ける。剣士ヒカリは「試合」を申し込んで相手を倒し、通せんぼされていた道を進めるようにできる。
基本はこの「情報を調べる」「アイテムを得る」「連れ歩く」「押し通る」の4種類。それを8人のキャラクターがそれぞれ異なる方法で実現できるのが面白い。
このシステムのおかげで、新たな街に到着するたびに全NPCの情報を調べ上げ、めぼしいアイテムをおねだりして譲り受け、通せんぼしてるNPCがいれば試合で押し倒して宝箱などをゲットする作業が発生し、結構忙しい(やってることはただの強盗団という説も)。
それが楽しいという筆者のような人種には大好物のシステムだし、「聞くだけでめんどくせぇ!」と感じる人はやらなくて全然OK。サブストーリーに関連することはあるが、メインストーリーを進めるには一切必要ない作業なのでご安心を。
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