先々週、先週と変に筆者がこだわってしまったと変に筆者がこだわってしまった「キャッシュレス決済時代の小さな財布」「薄い財布」に皆さんを付き合わせてしまった。気になりだしたら納得するまで追求したいたちなので、財布に興味のない多くの読者の方にはご迷惑だったかもしれない。
三度目の正直となるか最後の「ミニ財布」
今回、やっと自分にとって「最後の財布」だと思える商品に出会った。洒落たニックネームを冠しているわけでもなく、ネットショップ上では単に「ミニ財布」とだけ書かれた素っ気ない商品だ。筆者はこの四半世紀で8個の財布を使っていたが、何と最初の2個で22年間を過ごしていた。
数年前にQRコードを採用したPayPayの登場で、キャッシュレス決済が注目され急拡大した。それ以来、今回の「最後の財布」に出会うまで、筆者はこの4年間で6個の財布を衝動買いし続けている。その内最初の3個は、半年から1年に1回くらいの頻度だった。
しかし後半の3個は、毎週1個という頻度で衝動買いしている状態だ。本命の財布がなかなか決まらないのは、筆者のブツに対する浮気性だけではなく、同時にキャッシュレス決済時代に最適化した財布選びが、難しいからだと思っている。
最後の財布を含めて、ここ2週間ほどで衝動買いした左から順に「小さい財布」「薄い財布」「ミニ財布」の3つは、普通に見ているとそれほど差がない、同じような小さな財布に見える。ただ先々週、先週と立て続けにこのコラムでご紹介した2つの財布は革質こそ似ているが、構造や狙いそのコンセプトは大きく違う。
最初の「小さい財布(縦65×横95×厚32mm)」はフットプリント(版サイズ)を小さくする目的で、クレカや紙幣、硬貨などの内容物を積み重ねて収納するために高さが増し、一見するとコロンコロンのメタボ系財布に見える。もう一方の「薄い財布(縦98×横95×厚7mm)」は収納物を重ねない工夫を凝らし、できる限り薄くするというアプローチのスキニーな財布だ。
好き嫌いはあるが、いずれもレガシーなサラリーマン長財布イメージを払拭しコンパクトでスタイリッシュだ。いずれも考案者が時間をかけて考えたギミックが盛り込まれていて、楽しい財布だ。しかしオフィスや自宅の普段使いの「カギ」の収納に関しては、優先度が低いのか両者とも最後まで突き詰められていない感じで残念だった。

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