カギを探す必要もなく超快適
今のところ筆者の「ミニ財布(改)」には、クレジットカード2枚、紙幣が3〜4枚、硬貨が15〜20枚、楽に収納できている。自宅に帰った時には、玄関ドアを開けるのにカギを財布の内側をごそごそと探す必要もなく超快適だ。
普段、都内を徘徊する時は、プラスチッククレジットカードが2枚と紙幣、硬貨が入ったミニ財布とPayPay、モバイルSuica、Visaのタッチ決済が入ったスマホ、左腕にはSuicaの入ったPixel Watch、そして左手薬指にはVisaのタッチ決済が入ったEVERINGがある。
これなら行きつけの何十年もキャッシュレス決済御用なしの超美味しい中華料理屋さんも、手数料の有料化でPayPayとキッパリと縁切りした下町の昭和な喫茶店も快適だ。そしてVisaのタッチ決済では叶わない1万5000円以上の衝動買いも、一発で決済できるレガシーなプラ製VISAカードで完璧だ。
こだわりのない「ミニ財布」という名前は少し残念だが、内側の2番目のキーリングを取り払った現在は、キャッシュレス決済時代の財布に求める筆者のすべての要件を満足した仕様となった。次の衝動買いは、しばらく使ってみて思い付いた改善・改造を含めて同様のコンセプトで別注謹製品を作ることぐらいだろうか。
財布は内部に収納するモノの種類、その数、使うシチュエーション、個人の嗜好によって大きく変わる。なのでこのミニ財布がすべての人にマッチするとは到底思えない。残念ながらここ2週間ほどで衝動買いした3つの財布の総額はなんと2万5000円超になってしまった。近くフリマにでも出そうと考えている。
奇しくも最後の財布になった本革の「ミニ財布(改)」はその中でも圧倒的に安く、送料込みでたったの880円と言うのは、何かの皮肉なのだろう。結果的には単にコスパの良い財布と言える。負け惜しみではなく、ミニ財布(改)には2万5000円以上の価値を見出しているので、今までの無駄遣いを含めても十二分に満足している。
今回の衝動買い
・アイテム:ミニ財布
・購入:Yahoo!ショッピング
・価格:1280円(1個目:黒)、880円(2個目:茶)
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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