冬は関西風の「おぜんざい」を好む筆者
市販のものを購入するとお餅が入っていない
寒い季節になると甘いモノ好きの大阪生まれ大阪育ちの筆者は“おぜんざい”という食べ物が無性に恋しくなる。
おぜんざいやおしるこは関西と関東で食べ物としての雰囲気が違う。筆者がイメージしているものは大阪・法善寺にある甘味処「夫婦善哉」で知られる「おぜんざい」だ。
時代は変わり、関西のお好み焼きやうどんが普通に関東圏でも食べられるようになったこともあり、東西で大きく違っていたおぜんざいもかなりクロスオーバーしてきている感じだ。東京の下町に20年以上住んでいる大阪人の筆者宅付近でも、昨今はほとんど違和感のない関西風おぜんざいを手に入れられるようになってきた。
筆者が頻繁に買うおぜんざいは、自販機で110~140円程度で買える缶入りおしるこや、ローソンストア100などで同じような値段で手に入るパウチ容器入りの生あん仕立てのぜんざいだ。「ぜんざい」と「おしるこ」の違いや東西の違いの解説はネット上にあふれる情報に任せるとして、この両者を見ていて気づくことは、おぜんざいのマストアイテムである「お餅」がまったく入っていないことだ。
切り餅を薄くスライスしてくれる素晴らしいガジェットを発見
お餅と言えば、めんどうくさがりの筆者は直ぐに切り餅を思い浮かべてしまうが、なんとこの切り餅を薄くスライスして食べやすくし、まるで別の食べ物のように生まれ変わらせるジーニアスなキッチンガジェットを見つけてしまった。金物で有名な新潟県燕市に本拠を置く、曙産業の「モチスラ」。名前のとおりに「餅を薄くスライスするガジェット」だ。
モチスラは大きく分けて2つのパーツで構成されている。トランスルーセントなオレンジ色の方を「スライサー」と呼び、切り餅をホールドしてスライサーの内側に入れて押し出すブラックなパーツを「ホルダー」と呼んでいる。そして同梱物として薄く切った餅を自由にカットするための棒状の「カッター」と説明書と注意書きが付いていた。
モチスラの原理は極めてシンプルだ。まずは厚さ15mmくらいの切り餅をホルダーのフラップ部分に入れる。続いて餅を上から押さえ込みながらスライサーに入れる。あとはホルダーを引き出し、折り返し再び押し込むことで、フラップのスプリングの力でカッター刃に押し当てられた切り餅が薄さ1mmでスライスされてゆく。感覚的にはかつお節削りと同じだ。
かつお節削りと異なるのは寝かせて使うのではなく立てて使う点。どちらかと言えば、表現は悪いが「ギロチン」に近い。
本製品の本来の目的は切り餅が綺麗に水平にスライスされて、縦横は同じ1mm厚のお餅を作るというものだ。しかし、筆者が購入した切り餅は、網焼きしてきれいに膨らむことを狙ってお餅の表面に浅く十文スリットカットの入ったもののようだった。
そのため、最初の何枚かは表面積の4分の1サイズの小さなサイズのお餅になってしまった。筆者はまったく知らなかったが、十字スリットカットの入っていない切り餅もあるらしいので、そちらを使うのが正しいようだ。

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