一昨年の秋にダリの溶ける時計風デザインで突然市場に登場してきた「LAARVEE Crashed Submariner」(下写真左)をご紹介した(「ダリの溶ける時計風、LAARVEE「Crashed Submariner」を衝動買い」)。
今回は同社の新しい「FAARVEE GMTペプシモデル」(型番:LAARVEE WATCH PEA001GMT-SBLRDBK)が発売になり衝動買いしたので、そのファーストインプレッションをご紹介したい。
青赤の組み合わせの「ペプシ」モデルを購入
LAARVEEブランドは中国に本拠地を置く独立系の腕時計メーカーだ。Crashed Submarinerでスタートしたブランドなので、いずれ必ずGMTのモデルを出すに違いないと予想していたところ、2月初めに発表ニュースレターが届き、速攻で衝動買いしてしまった。
受注開始の2月11日に注文して、6日後の2月17日に受け取った。購入価格は本体定価が699ドル、国際宅急便料金が30ドル、20万円以下の腕時計なので関税は免税範囲だ。ただ商品代金に応じた消費税(5200円)と地方消費税(1400円)に加えて、通関手数料(1100円)の合計7700円を商品受取時に現金で支払った。
本体と送料はPayPal(VISA経由)でオンライン決済。為替レートの関係で、729ドルが11万5857円(1ドル=約158.9円)だった。送料や税金などを含め、最終的にLAARVEEのダリ風・溶ける時計 GMTペプシモデルの入手総経費は12万3557円だった。
以前のCrashed Submarinerモデルを扱っていた国内の販売会社からもLAARVEE GMTモデル発売のニュースは流れていないようなので、今後出てくるかもしれない国内正規販売価格や為替レートを比較して、個人輸入か国内代理店経由の購入かを判断されればよいだろう。
さて届いた商品の同梱物だが、パッケージ的には従来のクラッシュ系モデルとほぼ同じだ。真っ白なウオッチケースの外の段ボール化粧ケースの下側の窪みにアクセサリー類が収納されているところだけが従来とは異なる。
前述したように、今回筆者が衝動買いしたFAARVEE GMTペプシモデルはロレックスやそのオマージュ系モデルのベゼルカラーの差異によって、ユーザーや販売店、メディアなどが付けた呼び名だ。青と赤の組み合わせを通称で「ペプシ」と呼ぶ。ほかには黒と赤の「コーク」、黒と青の「バットマン」などがある。
今回のFAARVEE GMTモデルには今のところ黒と赤の「コーク」はラインナップに無く、筆者が衝動買いした青と赤の「ペプシ」と、黒と緑の通称「スプライト」、黒と青の「バットマン」の3モデルだ。記事執筆時点(2月23日)で、ペプシモデル(青&赤)は「Laarvee out」と売り切れ表示となっており、カートに入れることができない。追加入荷に関しては未確認だ。
ペプシモデル(青&赤)のカラーの雰囲気は筆者が以前愛用していたロレックスのGMTモデルとは、4針のデザインと外観の違いを除けばよく似た雰囲気を醸し出している。現在は手元にロレックスGMTが無いので昔買ったイメージ的によく似たRELAXのGMTモデルと並べて比較してみた。
やはり、ダリの溶ける時計の変態イメージが強いFAARVEE GMTモデルのインパクトは強烈だ。真正面からの衝撃は当然だが、斜めから見たときのモーフィングされたような変態さ加減は、一般的なGMTモデルと呼ばれる腕時計をはるかに超えている。
もちろんダリの溶ける時計風の腕時計や置時計はFAARVEEだけではなく、すでに多くのメーカーが発売しているが、GMTでのチャレンジは初めてだろう。腕に装着するため丸型か四角形になった腕時計に比べると、必然的に変形的になると予想されるラグ部分のサイズ設定も含めて全体のバランス感は見事だ。
そして何より雷マークのようなGMT針のイナズマ風デザインがユニークだ。有名どころではロレックスのミルガウスモデルの秒針に見られるデザインだが、ミルガウスはあくまで鮮やかなオレンジ色の“イナズマ”。LAARVEE GMTはもう少し意味深だがJISの電気用図記号の“抵抗”イメージだ。日付窓位置にあるサイクロップレンズの視認性もバッチリだ。

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