AI英会話アプリ「スピークバディ」、最適タイミングで反復学習を促す機能開始
AI英会話アプリ「スピークバディ」の開発、運営を行う株式会社スピークバディは2023年1月23日、パーソナルAIがユーザーの学習記録に基づいて、過去に学習したキーフレーズから毎回異なるキーフレーズを出題し、習得をサポートする新機能「キーフレーズ道場」の提供を順次開始する。「キーフレーズ道場」では、ユーザーがキーレーズを習得したとAIが判断するまで、最適なタイミングで繰り返し復習を促す。「スピークバディ」の利用料金は1ヵ月プラン3300円から。
「キーフレーズ道場」は適切なタイミングで適切な内容を繰り返し練習することで、知識の定着を促す。こうした学習方法は「間隔反復学習(Spaced Repetition Learning)」と呼ばれ、習得するまで最適な間隔をおいて繰り返し学習することの有効性が証明されているという。
「キーフレーズ道場」では、パーソナルAIを活用した機能面の進化とともに、ユーザーが楽しく復習できるための演出も追求した。「道場の日」になると、アプリの起動画面には通常時とは異なる装いのキャラクター「プロティ」が登場。「道場の日」であることを宣言し、ハチマキとグローブを身につけてリングで構える「プロティ」がユーザーに特別な状況であることを認識させる。
出題範囲は通常時の復習よりも長期間にわたる学習履歴から選定される。「スピークバディ」の学習方法の根幹である「フレーズ」のヒントをもとに回答を進める。回答後に表示される「ほめ言葉」も、「道場」専用のコメントを用意し、ユーザーのモチベーションを高める仕様だ。
「キーフレーズ道場」は学習からの経過日数やスコア、学習回数などから個別に適切なタイミングで開催。キーフレーズの習得度チェックと定着のための練習を行う。キーフレーズごとに習熟レベルを5段階のバーで判定し、判定結果に応じて次回復習までの日数の目安も表示される。AIはユーザーが習得したと判断するまで、繰り返し「道場」を開催。「わかる」状態から「使える」状態になるまでサポートしていく。
「スピークバディ」は、音声認識、会話AI、デジタル音声などの技術を活用した英会話レッスンを行うAI英会話アプリ。2022年12月時点で、累計200万ダウンロードを突破。2021年、AI英会話アプリとしては初のグッドデザイン賞受賞している。感情豊かなAIキャラクターと対話をしながら発音やフレーズ、単語、イディオムなどが学べる。「第二言語習得理論」に基づいたアプローチのレッスンで英会話の習得をサポートするほか、機械学習や自然言語処理により発音を採点できる。