7月
Radeon RX 6700とGeForce GTX 1630が販売開始
AMDのGPU「Radeon RX 6700」搭載ビデオカードの販売がスタートした。すでに販売中の「Radeon RX 6700 XT」の下位モデルで、ストリームプロセッサー数が2560基→2304基、インフィニティキャッシュは96MB→80MB、ビデオメモリーはGDDR6 12GB→GDDR6 10GB、メモリーバス幅は192bit→160bitへと削減されている。
NVIDIAのエントリー向けGPU「GeForce GTX 1630」搭載ビデオカードも発売された。安価なTuring世代のGPUという位置づけで、主なスペックはCUDAコアが512基、ブーストクロックが1785GHz、ベースクロックが1740GHz、VRAMはGDDR6 4GB、メモリーインターフェースは64ビットとなっている。
8月
100万円超えのCPUが発売、HDDは最大容量の記録を更新
AMDの最新ワークステーション・プロセッサー「Ryzen Threadripper PRO 5995WX」が発売された。価格は103万5800円。当初入荷予定はないとされていたもののオリオスペックに極少量が入荷。同店では発売日に1個を販売している。
なお、数日前には「Ryzen Threadripper PRO 5965WX」(37万9800円)と「Ryzen Threadripper PRO 5975WX」(52万6800円)の2モデルが発売。流通量の少なさもあり「5975WX」は販売と同時に完売となった。
過去最大容量となる22TBの3.5インチHDDがWestern Digitalから発売された。「WD Gold/Red Pro/Puple Pro」の各シリーズより登場している。価格は共通で9万9800円。「HelioSeal」技術を採用したヘリウム充填タイプで、クラス最高となる2.2TBプラッタを採用する。その1週間後には元HGST系の「Ultrastar DC HC570 HDD」シリーズからも22TBモデルが登場している。
9月
今年最大級の大物「Ryzen 7000」シリーズが入荷
Zen 4アーキテクチャーを採用したAMDのCPU「Ryzen 7000」シリーズの販売が30日(金)19時よりスタートした。発売されたのはフラッグシップモデル「Ryzen 9 7950X」(11万7800円)を筆頭に「Ryzen 9 7900X」(9万2500円)、「Ryzen 7 7700」(6万6800円)、「Ryzen 5 7600X」(4万9900円)の4モデル。また対応チップセット「AMD X670E」「AMD X670」を搭載したマザーボードも15製品が同時に発売されている。
インテルのGPU「Arc A380」を搭載した初めてのビデオカード「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」がASRockから登場した。価格は2万9680円。「Xe-HPG」アーキテクチャーをベースにしたエントリー向け製品で、インテルとしては約20年ぶりのディスクリートGPUとなる。
9月はほかにも、12VHPWRケーブルを備える電源ユニットが多数発売された。12VHPWRケーブルはPCIe 5.0対応ビデオカードに電力を供給するためのコネクター規格で、Geforce RTX 40シリーズでの採用が決まっている。また、Wi-Fi 6Eが日本で認可されたことを受けて、対応ルーターの販売も相次いだ。