子ども向けSNS「4kiz」、安全に交流できるコミュニティ機能を開始
12歳以下の子ども向けSNSアプリ「4kiz(フォーキッズ)」を開発、提供する株式会社4kizは2022年11月16日、「4kiz」に新機能として「コミュニティ」機能の実装を開始。iOS版、Android版のアップデート版をリリースした。子どもたちが創作品や日常をショート動画で投稿してシェアする既存機能のタイムラインに加えて、好きなテーマのコミュニティに参加し、コメントのやり取りや、コミュニティ内のみで動画の共有などができる。利用料は無料。
「Twitter」や「Instagram」など大手SNSサービスは利用規約上13歳以上に限定され、「LINE」も12歳以上推奨とされる一方、12歳以下の子どもの多数がスマートフォンやタブレットを所有し、利用規約に違反して既存のSNSを利用する小学生も増え、性犯罪やSNSいじめなどの問題が多発している。そのような中、4kizは2022年夏に安心、安全な12歳以下子ども向けSNSアプリとして「4kiz」を開始した。
「4kiz」は子どもの絵やブロック、昆虫や植物の観察、自由研究、料理、漫画、プログラミング、ゲームプレイなどの作品や日常の様子などをショート動画(5秒~60秒)で投稿してシェアし、創造性を育むSNS。投稿の公開前に親が内容をチェックできるほか、長時間の利用を防止する「利用時間制限機能」や、いじめや誹謗中傷、犯罪を助長する言葉の投稿ができない「NGワード機能」などを備え、安全な環境で健全にSNS上のコミュニケーションができる仕様となっている。
新機能「コミュニティ」は子どもが自由に設定したテーマでグループを作成し、グループ内でテキストやショート動画のやり取りで交流できる機能。「コミュニティ」参加にあたっては、コミュニティリーダーが自由参加制か招待、承認制かの設定を選べるほか、「コミュニティ」の参加にあたって保護者の承認が必要かどうかを設定できる。コミュニティリーダーになるには「4kiz」運営事務局が承認した投稿やコメントを行うことで蓄積される「4kizポイント」を貯めることが条件となるなど健全なコミュニティ運営を図っている。「コミュニティ」には既存機能であるNGワードやAIによる自動検知機能も反映され、安全面に配慮した設計だ。