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小学生CIOも登場 12際以下の子どもが安心安全に楽しめるSNSアプリ「4kiz」ローンチ

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 GIGAスクール構想による「1人1台」端末の普及やスマートフォン所有の低年齢化により、今や、日本のほとんどの小学生が自分のコンピュータやスマホを使い、インターネットを使うようになった。しかし、小学生以下の子どもたちが手軽に利用できるサービスやアプリは意外に少ない。また、動画を見すぎる、ゲームを遊びすぎるといった子どものネット依存やゲーム中毒といったことも、大きな社会問題となっている。

 そんななか、「子どもの、子どもによる、子どものためのSNS」を掲げるSNSアプリ「4kiz(フォーキッズ)」が、2022年7月13日よりスタートした。8月4日にはiOS版もローンチされた。発表会の様子とともに、「4kiz」の概要を紹介する。

12歳以下の子どものためのSNS「4kiz」。

インターネットがもたらすポジティブな機会を子どもたちにもあたえたい

 4kizは、「世界中すべての子どもたちに、つながりと楽しい学びを届けられるオンライン上のプラットフォーム」を目指し、2021年12月に創業した。創業者の本山勝寛氏は、自らも5児の父であり、前職では子どもの居場所づくりを行なうなどの事業に携わり、育児や教育に関する著書も多数執筆している。

4kiz代表の本山勝寛氏

 創業のきっかけとして、本山氏は「私は、インターネットの初期からブログをはじめとしたSNSを活用し、様々なアウトプットを行ってきた。SNSを通して自分が目指していることや学んでいること、経験したことなどを発信していくなかで、人との出会いに恵まれ、夢や目標をかなえる機会を得たと実感している」ことを語った。そのうえで、「これらインターネットのポジティブな部分について、大人には機会が届いているが、子どもたちにはこういった良い側面や機会が届ききっていない」課題を感じていたという。「多くの子どもたちが夢中になっている動画やゲームも悪いものではないが、インターネットのポジティブな側面を、子どもたちに届けたい。ITの力を使って、子どもたちの創造性を高められるような世界的なプラットフォームをつくりたい」という強い思いから起業にいたったことを、本山氏は伝えた。

4kizは安心安全な子どもたちのアウトプットの場

 本山氏はさらに、日本の子どもたちを取り巻くインターネット事情を紹介した。  2020年から始まったコロナ禍での臨時休校、GIGAスクール構想による1人1台端末の普及により、子どもたちが自分専用の端末をもったり、インターネットを利用したりする機会は、この2年間で格段に増えた。一方で、SNSや有害サイトなどによるトラブルも急増しており、「なかでも、SNSを起因としたいじめ問題は、高校生は下がり、中学生は高どまりがあるなか、小学生が非常に急増しており、放置しているともっと増えていくだろう」と、本山氏は警告する。

 さらに、本山氏は「TwitterやInstagram、Facebook、TikTokなどの大手SNSは、規約上は13歳以上でないと利用することができないが、年齢を偽るなどして利用している小学生が多いのが現状で、子どもたちが安全に使えるSNSはほぼ存在しない。そして、アウトプットの機会も少ない」といった課題を挙げる。そこで、4kizでは保護者が一緒に取り組むことで、12歳以下の子どもたちも安心安全に利用し、アウトプットを楽しめる機会を提供するという。

小学生のスマホ、SNS事情。

保護者も参加できるショート動画のSNS

 続いて、本山氏は実際のスマホ画面による4kizのサービス紹介を行なった。

 4kizは12歳以下が使うため、文字を読んだり書き込んだりすることが難しい子どもでも参加しやすい動画を中心としたUIになっている。たとえば昆虫観察の様子や、子ども自身が描いた漫画や絵、折り紙の作品、プログラミングしたゲーム、料理したお菓子などの創作品、発見したこと、気付いたことなどを自分で動画を撮影し、投稿を行う。動画は5秒から、最長60秒までの短いもので、各投稿には好きなタグをつけることも可能だ。名前はニックネームで、イラストのアバターを使うことで、匿名性も守られている。

4kizのメイン画面。文字ではなく、動画をメインとしたSNSになっている。

「投稿や共有することを通して、子どもたちの創造性、発信力や表現力を育む。そして子ども同士がコメントをし合うことでコミュニケーション能力を高めていく。そんな機会になってほしい」と、本山氏。さらに、「『かわいい』や『おいしそう!』など、それぞれの動画にコメントをし合うことで、『もっと、つくってみたい』『次はもっと工夫してみよう』『自分もこんなことをやってみたい』といった刺激しあえるコミュニケーションになる」という。

 参加できるのは、12歳以下の子どもたち。保護者は「家族」として参加し、子どものアカウントの設定を管理できるほか、投稿する前に動画の内容を確認することも可能だ。さらに、父母だけでなく、兄弟や遠方に住む祖父母、親族等も「家族招待」することで、子どもたちの投稿にコメントをつけることもできる。

 コメント欄は『みんな』と『かぞく』の2種類がある。『お父さんやお母さんからのコメントを、友だちに見られるのは恥ずかしい』と感じる子どもたちもいるため、『かぞく』のコメントは、自分以外は見えないといった工夫もされており、「ぜひ、おじいちゃんやおばあちゃん、親戚の方も招待し、家族間のコミュニケーションの活性化にもつなげてもらいたい」と、本山氏は話した。

コメントを分けたことで、家族とのコミュニケーションもとりやすくなっている。

 安心安全面での配慮としては、以下のような機能が搭載されている。
・NGワードの設定
「死ね」「うざい」「消えろ」といったいじめにつながるような言葉、あるいは犯罪に巻き込まれるような言葉は書き込めないようになっている。
・保護者によるアカウント管理
4kizを利用する時間帯や、「いいね」、シェア、フォロー、投稿の確認などを保護者が毎回確認するかを設定可能。

利用時間や投稿前のチェックなどを親のアカウントで設定が可能。

 本山氏は「親子で4kizでのルールを話し合い、コミュニケーションをとりながら、子どもがリテラシーを身につけていくようにしてほしい」と期待を語った。

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