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ORPHE、小型センサーを靴に取り付けて歩行と動作を分析「ORPHE ANALYTICS」開始

 株式会社ORPHEは2022年9月7日、動作分析ソリューション「ORPHE ANALYTICS(オルフェ アナリティクス)」を開始。小型センサー取り付けた靴による歩行分析と画像解析による全身の姿勢推定を行ない、高精度な動作分析を提供する。研究やPoC(Proof of Concept:概念実証)での動作計測をより手軽に実施できる。利用料金は月額3万3000円から。

「ORPHE ANALYTICS」は、従来のプレート型歩行分析計など大がかりな設備は必要なく、小型軽量のセンサー、スマートフォン、パソコンだけで計測が可能。使い方は専用センサー「ORPHE CORE」を手持ちの靴に取り付け、アプリとセンサーをBluetoothで無線接続するのみで計測を開始できる。計測の対象者は通常通りに歩くだけでよく、動画を記録することで全身の姿勢の計測もできる。計測作業にかかる時間は30秒の計測なら、計測からデータ確認まで最短約2分で完了。大人数を対象とする連続の計測にも対応する。

 計測データは「ORPHE ANALYTICS」の計測用スマートフォンアプリに集約され、クラウドに送信され解析される。解析結果はグラフで可視化され、ダッシュボードアプリで確認できる。「ORPHE ANALYTICS」の計測内容は多岐にわたる。歩行周期の区分ごとの時間、着地と離地の角度、着地する足が衝撃を吸収するために内側に回転する動き「プロネーション(回内運動)」や着地衝撃といった歩容評価のための指標、全身で18の関節点を取り出す「姿勢推定情報」も可能だ。「姿勢推定情報」からは「上半身の傾き」、「両肩ラインの傾き」、「膝関節角度」といった細部のデータを取得できる。

 このほか、Apple Watchの心拍計測機能や開発中の足圧インソールの圧力測定機能など、他社製のデバイスなどとも連携可能。今後も取得データや対応センサーを拡張する予定。センサーをインソール内部にセットできる専用シューズを使えば、より高精度な解析が可能になる(専用シューズはオプション)。

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