動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。
そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。
秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。
同じスペックで組むなら自分好みに仕上げよう!
PC自作は2000年代の黎明期から、好みのスペックやメーカーを組み合わせて自分好みに作れるのが醍醐味だが、昨今はさらにゲームタイトルとのコラボデザインのPCケースに、カラーコーディネートやLEDイルミネーションといった要素も追加されている。
なかでもカラーバリエーションは、PCを自作する女性が増えたことで、ピンクやブルーのPCケースが増えている。そんなカラバリのなかで、いまコーディネートしやすいのがホワイトカラーだ。PCケースだけでなく、メモリー、マザーボード、ビデオカード、冷却機器と、すべてをホワイトで統一できるようになっている。コストアップは避けられないが、コーデしたPCが組み上がった際のよろこびは一段と大きくなること間違いなしだ。
とは言え、いきなりカラーコーディネートするのも難しいので、この春も数多くの学生、新入社員たちの自作PCの要望に応えているTSUKUMO eX. 6階スタッフの紅谷さんに提案してもらった。週末ともなると、続々と訪れる自作PC一式購入希望者の要望に合わせた構成を、手際よく提案していく同店のスタッフたち。これまでもホワイトカラーでコーディネートとしたPCを提案、さらに自作代行も行なったことがあるというだけに、そのレシピに一抹の不安も感じさせない。
ホワイトコーデだけでなくLEDでド派手に彩る!
紅谷さん提案のホワイトカラーPCは、カラーコーディネートだけでなく、ド派手なLEDイルミネーションによる彩りにもこだわっている。さらにスペックも12コア/20スレッドCPUのCore i7-12700Kに、NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti、1TB PCIe4.0×4 NVMe SSDと、高画質&高リフレッシュレートでのゲームプレイや、クリエイティブな作業を快適に行なえる構成になっている。
白色パーツ&白色LEDイルミネーションPCのパーツ構成 | ||
---|---|---|
CPU | インテル「Core i7-12700K」 (12コア/20スレッド、最大4.90GHz) |
5万2880円 |
CPUクーラー | CORSAIR「iCUE H150i ELITE CAPELLIX WHITE」 (簡易水冷、360mmラジエーター、120mmファン×3) |
2万7280円 |
マザーボード | ASUS「ROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4」 (インテルZ690、ATX) |
4万1320円 |
メモリー | CORSAIR「VENGEANCE RGB PRO CMW32GX4M2E3200C16W」(16GB×2、DDR4-3200) | 1万9800円 |
ストレージ | CFD販売「PG4VNZ CSSD-M2M1TPG4VNZ」(1TB、PCIe4.0×4 NVMe M.2) | 1万8480円 |
ビデオカード | 玄人志向「GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE」(GeForce RTX 3070 Ti、8GB GDDR6X) | 12万5400円 |
PCケース | CORSAIR「iCUE 5000X RGB QL Edition」 (ミドルタワー) |
3万7580円 |
電源ユニット | CORSAIR「RM750 White 2021」 (80PLUS GOLD、750W) |
1万4980円 |
総額(税込) | 33万7720円 |
※価格は4月9日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

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