動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。
そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。
秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。
2022年、低コストPC自作のCPU筆頭候補はCore i5でキマリ
売れ行き好調の第12世代インテルCoreプロセッサー。なかでも、4万円を切る価格で、第11世代のCore i7を上回る性能を発揮するCore i5-12600K/KFと、ライトなゲームプレイや、写真・動画の編集に狙い目のCore i5-12×00シリーズは、早くも低コストでPCを組む際の筆頭候補になっている。最近、プレイしたいゲームとして各ショップで相談されることが最も多いという「Apex Legends」をターゲットにしたゲーミングPC自作にも狙い目と言える。
今回は、この春にカジュアルゲーミングデューをしたい人におすすめのレシピを、北は札幌から南は鹿児島まで全国に28店舗を構え、2月26日には「MEGAドン・キホーテ 姫路広畑店」内に29店舗目をオープンするドスパラで相談にのってもらった。すると、秋葉原本店2階スタッフの山本さんから、OSと144Hz駆動フルHDゲーミング液晶ディスプレーを組み合わせて15万円台に収まる、低コストゲーミングPCのレシピが、届いたので紹介していこう。
いま遊びたいゲームをプレイするための1台
CPUは、2万円台でビジネスから写真の現像、編集、ゲーミングを楽しめるパフォーマンスを備えている6コア/12スレッドのCore i5-12400F」をチョイス。ゲームで大事なGPUには、GeForce RTX 3050を組み合わせている。そのほかコストを抑えられるところはトコトン抑え、OS込み13万710円となるカジュアルゲーミングPCのレシピができあがっている。
ドスパラでは、ViewSonicの23.8型フルHDゲーミング液晶「VX2405-P-MHD-7」を販売中だ。これは同店限定モデルで、リフレッシュレート144Hz駆動対応で2万3760円となる。PCゲーミング環境のベースを15万5000円で実現可能なので、ネットワークルーターやキーボード、マウス、ヘッドセットなどのPCゲーミングデバイスをそろえても20万円を余裕で切るだろう。
ゲーム&PC入門におすすめの低コストPC構成 | ||
---|---|---|
CPU | インテル「Core i5-12400F」 (6コア/12スレッド、最大4.40GHz) |
2万3480円 |
CPUクーラー | サイズ「虎徹 MARKII Rev.B SCKTT-2100」 (120mmファン、サイドフロー) |
4880円 |
マザーボード | ASUS「PRIME H610M-A D4」 (インテルH610チップセット、Micro ATX) |
1万4980円 |
メモリー | G.Skill「F4-2666C19D-16GNT」 (8GB×2枚、DDR4-2666) |
5980円 |
SSD | Western Digital「WD Blue SN570 NVMe SSD WDS500G3B0C」 (500GB、PCIe3.0×4 NVMe M.2) |
6480円 |
ビデオカード | Palit「GeForce RTX 3050 Dual」 (GeForce RTX 3050、8GB GDDR6 ) |
4万7800円 |
PCケース | Thermaltake「Versa H18」 (ミニタワー、Micro ATX) |
3680円 |
電源ユニット | ANTEC「NE650C」 (650W、80PLUS BRONZE) |
6950円 |
OS | マイクロソフト「Windows 10 Home パッケージ版」 | 1万6480円 |
液晶ディスプレー | ViewSonic「VX2405-P-MHD-7」 | 2万3760円 |
総額(税込) | 15万4470円 |
※価格は2月5日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

この連載の記事
- 第89回 【今月の自作PCレシピ】Core i5で組むビジネス、学業におすすめのPC
- 第88回 【今月の自作PCレシピ】Apex Legendsを240Hzで遊びたい! arkスタッフがいま欲しいレシピはコレ
- 第87回 【今月の自作PCレシピ】165Hz駆動対応フルHD液晶込みで20万円以下のゲーミングPC
- 第86回 【今月の自作PCレシピ】ワットパフォーマンスが優秀なゲーミングPC
- 第85回 【今月の自作PCレシピ】春からPCゲーミングデビュー! コストを抑えたゲーミングPCを組もう
- 第84回 【今月の自作PCレシピ】総額67万円で作る至高のPC
- 第83回 【今月の自作PCレシピ】ASRockマザー”LiveMixer”で組むゲーマー&配信者注目レシピ
- 第82回 【今月の自作PCレシピ】新世代RyzenはEcoモード運用がおすすめ! Ryzen 5で組むゲーミング&クリエイティブマシン
- 第81回 【今月の自作PCレシピ】次世代を横目にコスト重視でゲーミングPCを組むならコレ
- 第80回 【今月の自作PCレシピ】ファンだけで約5万円! 派手さ最強クラスのマシン
- 第79回 【今月の自作PCレシピ】動画配信を想定した静音重視のPC
- この連載の一覧へ