我が家には、2021年末で14歳になった「ボビー」というウエストハイランド・ホワイトテリアのおじいちゃんワンコがいる。彼は飼い主である筆者が、新しいモノや珍しいモノをついつい衝動買いするたちなので、いつもいろいろなガジェットの実験台になっている。
11年前に3歳だったボビーは、世界初のペットがツイートするという「PUPPY TWEETS」という、当時の最新モノの実験台になっていた。当時の記事「ワンコもツイート! 総Twitter時代の「Puppy Tweets」」ではワンコの首輪に加速度センサーを内蔵したトークンを付けて、そのデータをPC経由で変換していろいろツイートしてくれていた。
今回ご紹介する令和のwaneco talk(ワネコトーク)は、AI支援のクラウド対応型に成長した。対象SNSは、日本でも圧倒的にユーザー数の多いLINEだ。waneco talkは、2021年9月28日〜12月19日までクラウドファンディング「Makuake」で先行応援購入の期間を終え、現在も引き続き「商品化したリターン」として販売されている。
商品化したリターンのセット販売では、今だけ限定のペットお散歩バッグ(ミニトートバッグ)がプレゼント商品となっている。セットの同梱物はハードウェアとしてBLE/Wi-Fi ゲートウェイの「obniz」、3軸加速度センサーと気圧センサーを備えた「PLUS CYCLE」の2つ。そしてはじめかた(取説)、ライセンスキーカード、2つ折りのメッセージカードだ。
PLUS CYCLEは、ペットの首輪などに取り付けるボタン電池で約半年間駆動するBluetooth無線センサー(日本動物高度医療センターの犬猫用活動量計)だ。PLUS CYCLEが収集したペットの活動量をBLE/Wi-Fi ゲートウェイと宅内Wi-Fiルーターを経由しサーバーに送る。
サーバー側では、NECのAI技術群「NEC the WISE」で分析、ビッグデータとマッチングしてその時点のペットの状態にピッタリなメッセージを「waneco talk」のLINE公式アカウントが飼い主に送る仕組みだ。

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