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T教授の「戦略的衝動買い」 第653回

「メガネを探して!」でメガネが答えてくれるOrbit Glassesを衝動買い

2021年10月07日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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従来のNFC紛失防止タグを応用したメガネ専用の超コンパクトな遺失物防止タグを衝動買い

 ここ数年のテクノロジーガジェットワールドでは、「遺失物防止NFCタグ」が一つのトレンドだ。同じNFCタグでも使い捨てバッテリーの採用や、充電式バッテリーの採用、サイズ、充電方式、駆動時間などによってさまざまな大きさや形状、重量、価格帯のモノが市場にたくさん溢れている。

 テクノロジー的には世界の競合各社にほぼ差はなく、ユーザーの総数や遺失物ステーション(ゲートウェイ機能)の最適配置によるクラウドサーチなどの発想も類似点が多い。クラウドサーチなら、ユーザー数が多い方が遺失物の発見率は高いが、それが如実に分かるほどどこか一社が寡占にいたっていないのが現状だ。

 筆者はここ数年、TileとMAMORIOの2つのNFCタグを6〜7個ほど、複数のかばんや財布、パソコン、キーホルダー、傘などに取り付けて紛失を防御している。また同様のタグを内蔵したヘッドフォンなども愛用している。本来、モノをあまり失くさない体質なのか、真面目にこれらのお世話になったことは今までに2〜3回だ。それも今のところ100%が宅内自室での一時的紛失だった。

商品の遺失物防止タグのイメージを分かりやすく紹介したオービット グラスのブリスターパック

 今回ご紹介する「Orbit Glasses」(以降、オービット グラス)もそんな遺失物防止、追跡、発見が目的のNFCタグ商品だ。FINDORBITというシリーズで、TileやMAMORIOと同じようにキーホルダー形式のものやカード形式のもの、他社製品にエンベッドされたものなど、何種類かのNFCタグを提供しているオーストラリアのメーカーだ。

裏面に平易な英語で記載された商品説明で、だいたいの機能は理解できる

 今回ご紹介するオービット グラスも、機能的には日本国内で広く販売されている遺失物防止NFCタグとほとんど同じお仲間だが、メガネの紛失防止に最適化した外観デザイン、重量、充電方式を実現した他社ではあまりお目にかかることのない新商品だ。

別途取説と同梱品の説明書などが送られてきた

 筆者は国内のクラウドファンディングでプレッジしたが、海外ではすでに出荷を終えた商品なので購入に関しての不安はゼロだった。届いた商品は、デザイン的によく考えられたブリスターパックだ。背面にはオービット グラスが一目で分かる商品説明が記述されているが、別途日本語の取説なども送られてきた。

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