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T教授の「戦略的衝動買い」 第673回

AIでワンコが家族グループLINEに参加できる「waneco talk」を衝動買い

2022年03月03日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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 かれこれ2ヵ月ほど家族中で一緒に楽しんだ「waneco talk」だが、2度ほど何を何度聞いても「データがきてないです・・・」というメッセージしか、ボビーから返って来なかったことがあった。普段あれだけ賑やかな家族LINEに慣れていると、極めて寂しい感じになって家族全員がっかりだった。

使い始めて初めてのトラブルだったがすぐに解決した

 困ってサポートに確認してみたが、サーバー側は問題ないという結論。結局、最初のトラブルはなぜかリビングのコンセントに挿したBLE/Wi-Fi ゲートウェイとボビーの首輪に取り付けているPLUS CYCLEの通信が途切れていたようで、BLE/Wi-Fi ゲートウェイをコンセントから一度抜いて再起動してすぐに解決した。

waneco talkと直接の友だちには、PLUS CYCLEのボタン電池の様子もモニターしていて愛犬が教えてくれる

 もう一回はPLUS CYCLE内蔵のボタン電池の残量問題だったようだ。実はバッテリー残量のアラートは、waneco talkと友だちのLINEには、電池交換時期の近いことを知らせてくれるメッセージが送られてきていた。またシステムに関するニュースも適時送られてくる。実際に使った感想だが、waneco talkはLINEを活用したシンプルなシステムでトラブルは極めて少ない。

waneco talkと直接の友だちには、システム障害や保守などの案内がwanecoから送られてくる

 今回の問題点は、常時複数台のスマホを使っている筆者が最初にwaneco talkを設定したスマホを自室に置いたままで、別のスマホを使ってwaneco talkを招待している家族LINEグループだけを見ていたことが原因だった。システムのニュースやバッテリーアラートはグループには送られてこないので気づかなかった次第だ。あくまで個人的かつ特殊な使い方の自責問題だった。

 もはや24時間365日、平均的な日本人家族にとってLINEは最高に便利なコミュニケーションツールだ。そしてワンちゃんやネコちゃんを飼ってる家庭も昨今は極めて多いだろう。大家族でも、今は家族と離れて単身で住んでいても、ペットは常に気になる家族の一員だ。

 留守宅に残したペットはもっと心配だ。waneco talkは飼い主が外出中や理由あって遠隔地に居ても、ペットが自らメッセージを送ってくれる。そして飼い主は好きな時にかわいいペットに文字ベースでアクセスして、今の状況を聞いて確認もできる人とペットの新しいコミュニケーションツールだ。

 今後、より多くのペットのビッグデータが集まり、加速度センサーの精度がますますアップすればどんどん素晴らしい癒し系ガジェットに成長していきそうだ。実際にwaneco talkを2ヵ月ほど使ってみて、久しぶりに家族全員で楽しめるガジェットサービスだと感じた。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:NEC「waneco talk」(waneco talkセット)
・購入:Makuake
・価格:2万2800円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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