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新車を買った情報2022 第92回

ジムニーはどのグレードを選ぶと幸せになれるのか

2022年01月17日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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ハロゲンVSヘッドライトウォッシャー付きLEDヘッドライト

 XC/JCを除く下位グレードの注目点は、やはりヘッドライトがハロゲンになることでしょう。

 明るく白いLEDヘッドライトから、薄暗く赤みがかったハロゲンへの変更は、一見するとグレードダウンのように思えます。しかしハロゲンは発熱量が多く、それがレンズにへばりつく雪を融かしてくれる。

 一方、エネルギー効率の良いLEDは熱も少なく雪も融けません。そこでヘッドライトウォッシャーが付きます。これは自車の視界確保だけでなく、付着物による光の拡散から対向車の幻惑を防ぐ目的もあります。

 ただこのヘッドライトウォッシャー、小型の高圧洗浄機と見まごうばかりの勢いですから、霧状となったウォッシャー液は広い範囲に飛散します。こんなものを日本国内で無闇に使ったら「最低限の人様に対する配慮」がどうのと手前勝手なマナーを唱える謎の勢力が黙っていないでしょう。ハロゲンならそこも安心です。

 そしてハロゲンの暗さに我慢できなくなったら、アフターマーケットのLEDバルブも着けられます。ヘッドライトウォッシャーがないので雪の付着で困るかも知れませんが、その場合は冬だけハロゲンに戻せばいいのです。雪が降ると周りも真っ白なので、多少暗くなるくらいは平気です。

 つまり、どこに住んでいて、どんな道を走るかが評価の分かれ目。北海道に住んでいる私はハロゲンで足りそうですが、春先の道路は泥だらけになるのでヘッドライトウォッシャー付きも捨てがたく、実に悩ましいのであります。

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