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新車を買った情報2022 第92回

ジムニーはどのグレードを選ぶと幸せになれるのか

2022年01月17日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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オプション化された安全装備を装着するか否か

 グレードが下ると装備は容赦無くバシバシと削られていきます。

 JCXCには標準だった安全装備が、下位グレードのXLJL/XGではまとめて削られ「スズキセーフティサポート」としてメーカーオプションに。必要であれば4万2900円のアップチャージとなりますが、これは特に理由がなければ装着しておいた方が良いものです。

 その内容は「デュアルセンサーブレーキサポート」「標識認識機能」「車線逸脱警報機能」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「ハイビームアシスト」「誤発進抑制機能(ATのみ)」。発売当初このパッケージに含まれていた「オートライトシステム」「ライト自動消灯システム」は、法令対応のため昨年のマイナーチェンジから全グレード標準装備となっています。

 自動ブレーキは2021年11月以降発売の新型車から装着が義務付けられていますが、継続生産車は2025年12月までお咎め無し。だから今はオプションですが、時期が来れば標準装備になります。リセールの点でも付けておいた方が良さそうですが、後退時確認装置や事故記録装置など、今後装着義務化予定の安全装置が控えている中、現状のシステムが将来の査定の足しになるかどうかは分かりません。

 そして今なら「カメラを使った安全装置なんて雪が降ったら使えないじゃん」「そもそもオフロードだけを走り回るのだから安全装備なんて必要無し」そんな選択肢も下位グレードにはあるということです。

鐵鎮ホイールの方がジムニーらしい?

 話を中間グレードのXL/JLに絞りましょう。上のグレードでは標準だった以下の装備が無くなるか、他のものに置き換わります。

 アルミホイール > 鐵鎮ホイール
 LEDサイドターンランプ付き電動格納式ドアミラー > LEDサイドターンランプ無し
 本革巻きステアリングホイール > ウレタンステアリングホイール
 クルーズコントロール > 無し
 車内メッキ加飾 > 一部無し(ルーバー、ドアハンドル、パーキングブレーキボタン)
 助手席バニティーミラー > 無し
 LEDヘッドライト > ハロゲンヘッドライト
 ヘッドライトウォッシャー > 無し

 外観で大きなところはアルミホイールが鐵鎮ホイールになることでしょう。専用デザインのアルミホイールもカッコイイですが、やはりクロカンマシンといえば鐵鎮ホイールという方もいらっしゃるはずで、オプションで買うと鐵鎮も結構なお値段。ここはグレードダウンではなく好みの問題です。

 そしてドアミラーのウインカーランプが無くなります。テールランプに雪が張り付いて何も見えない状態でも、こいつで何とか分かる場合もあるので惜しいですが、交差点のない田舎道ばかりなら重要度は低いかも知れません。

 内装に目を移すと、革巻きだったステアリングホイールがウレタン剥き出しになります。革巻きホイールは最初のうちはいいんですが、手入れを怠るとペタペタテカテカしてきて劣化も目立つ。ウレタンなら汚れた手で握っても拭けばいいだけですから便利です。

 助手席のバニティーミラーも無くなりますが、隣に乗る人がいなければ問題無し。メッキ加飾が減っても性能に関係無し。クルーズコントロールは速度固定式で高速を走るなら右足は楽になりますが、田舎の下道では用がないので無くても結構。

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