ジムニーシリーズのグレードは上・中・下の三択
以上がいま買えるジムニーシリーズのすべて。これに有料色を含むボディカラー、メーカーオプションを加えたものが、我々に与えられた発注時の選択肢です。
ジムニーのグレードは上から「XC」「XL」「XG」の3つ。シエラのグレードは「JC」「JL」の2つ。シエラにはジムニーのXGに相当するグレードはありません。そして最上位グレードのシエラJCとジムニーXC、中間グレードのシエラJLとジムニーXLの装備は共通ですから、軽と登録車の規格の違いを除けばグレードは上・中・下の三択です。
「クラウンの一番高いやつ持ってこい!」の一声で格好が付いたのは昔の話。最上位グレードが必ずしも正解ではないのが今時のクルマです。ジムニーもざっと見る限り、上・中・下3つのグレードそれぞれに良さがあり、それぞれ選ぶ理由がある。
そんなわけで各グレードの良いところを見ていきましょう。
最量販グレードはカラバリも豊富な「XC/JC」
ところが現代のジムニーシリーズでも売れ筋は一番高いヤツ。販売店によって持っているデータは違うでしょうが、私が聞いたところではXC・JCの受注が圧倒的なんだとか。ジムニーの客も昭和のクラウンおやじと変わらんのか。
いやいや。ジムニーシリーズの装備は今時のクルマとすれば簡素そのもの。車両価格が安く、グレード間の価格差も小さいですから、そうなるのも止むを得ません。それに最上位グレードが人気なのは、ボディカラーとの兼ね合いもあるでしょう。
カラーバリエーションは全13色。そのうちシエラのJCは11色、ジムニーのXCなら12色から選べます。2万2000円払うとピュアホワイトパール、4万4000円を払うとツートーンカラーが選べるのもこの最上位グレードの特権。ジムニーXCに限れば6万6000円でボンネットやピラーまで黒いキネティックイエローのツートーンも注文できます。
対して中間グレードのXL/JLは8色、最下位グレードのXGは白黒銀緑の4色しか選べません。カクカクした丸目のジムニーシリーズはかわいいと女子人気も高いですから、好きな色が選べるグレードから売れていくのも当然のことでしょう。
そしてこのカラバリがまた選択を難しくしているのですが、ここはひとまず装備の違いを最上位グレードに対する下位グレードの差分で見ていきましょう。

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