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新車を買った情報2021 第74回

納車2周年企画(前編):

マツダ ロードスターRF 燃費悪化はコロナのせいか?

2021年01月30日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■粘度指数300超のオイルとはいったい

 試してみたのは「TOYOTA GAZOO Racing MOTOR OIL Touring 0W-30」。トヨタが本気で作ったオイルということで評判の「GRモーターオイル」シリーズの一番安いヤツであります。

 このシリーズは徐々にバリエーションを増やし、今では用途別に3本立て。劣化しやすいポリマーを使わず粘度低下を抑えた「Endurance(0W-20)」、レスポンスの軽さを狙った「Circuit(0W-20 / 0W-16)」、そして普段使い用の「Touring(0W-30 / 5W-40)」。このうちCircuitとEnduranceは競技での使用を念頭に置いたもので、実売価格は4リッターで1万円以上もする上に、5000キロで交換しろという贅沢品であります。

 今回入れた普段用のTouringは、通常のオイルと同等の寿命で、4リッターで7000円台という少し高い、でもそんなに高くない価格にも関わらず、粘度指数は300を超えるそうですからたまげたものです。

 オイルは温度が高ければ柔らかく、低くければ硬くなるものですが、そうした粘度の変化を示すのが粘度指数。この数字が大きいほど温度による粘度の差が小さく、冷間始動時から高負荷領域まで安定した粘性を発揮するというわけですが、市販されているエンジンオイルの粘度指数は高性能なものでも180前後。例えば先のプロステージSの0W-30は178、モービル1の0W-40でも186。

 まあ、トヨタはよほどいい材料を使っているんでしょう。こうした粘度変化の小ささもあって、摂氏40℃の粘度は一般的な0W-20よりも低いんだとか。そこで冷間始動時のストレス軽減を狙って、このトヨタのプチブルジョアオイルを使い始めたのであります。

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