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新型コロナの影響でFacebook・Instagramアプリの利用者が増加

2020年04月03日 16時30分更新

文● ASCII

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旧野口梅吉商店-わらじ荘ー

 フェイスブック・ジャパンは4月2日、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する新たな指針と警告を発表したことを受け、グローバルおよび地域の保健機関からの情報を利用者に伝えると発表。新型コロナウイルス感染症に関する誤った情報や、有害なコンテンツの拡散を防ぐ取り組みも継続するとしている。

 大規模な感染拡大が認められる地域では「Facebook Messenger」や「WhatsApp」での音声・動画通話数が2倍以上となるなど、これまで以上にFacebook・Instagramのアプリを利用者数が増加しているという。フェイスブック・ジャパンは新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう、FacebookとInstagramの活用事例も発表した。

 Facebookでは、新型コロナウイルス感染症関連の情報収集と発信、支援の要請と提供などのやりとりが日々交わされている。新型コロナウイルス感染症による影響についての情報共有のページやグループが多く立ち上がるなど、コミュニティーによる活動も見られる。活用例としては「旧野口梅吉商店-わらじ荘ー」や「マザーズスマイルアンバサダー協会」などが挙げられる。

 旧野口梅吉商店-わらじ荘ーは、函館市内の古民家で学生のシェアハウスを運営しながら、3月6日から北海道教育大学函館校の学生が子どもたちに無料で本を届けるサービス「おうちが図書室」を開始。新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、利用者と直接会わずにドアノブなどにかけて本を届けているという。

 この活動にあたって、保護者が「どのような人が届けてくれるのか」を確認して安心できるように、Facebookのライブ配信機能を活用し始めた。実際に、学生が回収・配達に向かうと、利用者から手紙や菓子、折り紙での作品などで反響があったとのこと。

 Instagramでは、学校の閉鎖や外出自粛が広がる中、スポーツ選手やアーティスト、タレントなどがInstagramのライブ動画機能を活用してファンと交流している。米国時間3月30日2時時点でInstagramのライブ動画機能の利用数は全世界で50%も増加したという。

 3月下旬には、同じマネジメント会社に所属するプロスポーツ選手がリレー形式でライブ動画を配信し、卓球の桃田賢斗選手、サッカーの香川真司選手など8名が参加。手を頻繁に洗う・よく眠るなど、感染予防のために気をつけるべきことをパネルで表示しながら、近況を話したり、ファンからの質問に答えたりした。

 海外でも「#TogetherAtHome」のハッシュタグを使ってコールドプレイのクリス・マーティン氏、ジョン・レジェンド氏などの有名ミュージシャンが自宅などで演奏をする様子をInstagramでライブ配信。その様子はIGTVにも投稿しているため、ライブ配信の終了後もパフォーマンスを視聴できる。

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