新車を買った情報2020。私は四本淑三であります。今回話題の中心といたしますのは、なんとロードスターRFではありませんで、そのセカンドカーとして買うならなにかという話であります。
実は今年中に社用車を1台入れ替えようか、という話になっておりまして、実行されますと運行管理は私。運転するのもおおむね私。ロードスター以外に一番長く乗るクルマということで、みなしセカンドカーとして考えれば、選ぶもの楽しかろうということであります。
もしなんの制約もなければ、私はアルトバンにしたい。日本で最も安くて軽いクルマで、なにしろサイドウィンドウの開閉は手回しで、リアに至ってははめ殺し。リアシートはただの板っきれに過ぎず、オーディオは1DINのスピーカー内蔵ラジオのみ。
実用のために不要な部分をマゾヒスティックなまでに切り詰めた結果、かえって使う側の想像力を刺激する現代の2CVのようなものになってしまった、まことに夢あふれる1台であります。
ところが私以外も運転する社用車ですから、AT、4WDは必須。保険屋が衝突軽減ブレーキは付けろというのでこれも必須。寒冷地的事情からシートヒーターもほしい。ただし頭の硬い田舎の会社なもので、ジープみたいな遊びグルマはダメ、そして危ないから軽自動車もダメ。
えーっ、と言いつつあまり車両価格が高いとお金を計算する係の人がうるさいので300万円を超えてもダメ。
といったしがらみを乗り越えますと、いわゆるB・Cセグメントのコンパクトカーということになり、一般的な降雪地帯のファミリーカー選びと変わりません。ならば今年は国産Bセグメントのコンパクトカーが熱い年。2月に発売を控えたトヨタ ヤリス、ホンダ フィットは、個人的にも興味津々であります。
そうした発売前のクルマに触れられるというので、1月17日から19日にかけて札幌ドームで開催された「札幌モーターショー」に出かけてみました。
これは東京モーターショーの縮小巡回展として、名古屋、大阪、福岡、仙台で隔年開催されているもの。来場者数は昨年より5000人ほど少ない9万人だったそうですが、注目車種のブースは混み合っており、みなさん品定めに余念がない様子でありました。
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