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石川温のPCスマホニュース解説 第61回

クアルコム「Snapdragon 865」スペックからうらなう:

2020年スマホ予想 最速7.5Gbps、カメラは2億画素へ

2019年12月06日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●iPhoneも「最速7.5Gbps」か

 ゲーム関連に関しても、True 10-bit HDRによってさらに色鮮やかになり、Desktop forword renderingにより、光や影の表現力がますようになる。ディスプレイも144Hzまで対応するなど、eスポーツで少しでもいいスペックで戦いたいという人には申し分のない仕様に仕上がっている。

 Snapdragon 865が登場したことで、各スマートフォンメーカーは、自分たちの個性を盛り込んで、2020年にフラグシップモデルを発表、発売する予定だ。

 すでに中国のシャオミやOPPOがSnapdragon 865の採用を正式にアナウンスしている。当然のことながら、サムスン電子やLGエレクトロニクス、ソニー、シャープあたりも準備していることだろう。

 

 今年、しばらくの間、訴訟合戦を繰り広げていたクアルコムとアップルが和解。2020年秋のiPhoneでは、クアルコムが5G対応モデムをアップルに供給することで「5G対応iPhone」が登場すると見られている。仮にSnapdragon X55 Modem-RF Sysytemと同等の仕様であれば、最高通信速度7.5GbpsのiPhoneが出てくる可能性もある。

 日本では2020年春から5Gがスタートする。世界に1年近く遅れての開始だけに、いまから5G対応スマホの登場が待ち遠しくて仕方ない。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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