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新車を買った情報2019 第30回

マツダ ロードスターRFの車載AVにモヤモヤする

2019年09月14日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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ホントは見てはいけない画像

 これはマツダのクルマに限ったころではありませんが、まず純正装着のテレビやDVDは、パーキングブレーキを引いた状態でなければ映像を表示しません。道路交通法で「停止しているときを除き」画面を「注視」してはならぬと定められているからであります。

 ところがみなさんご存知のとおり、アレをナニすれば走行中も見られるようになってしまう。運転手以外なら観ても構わないし、注視さえしなければ画面が表示されていても違法ではない。そういう理屈からであります。

 考えてみれば、妙な儀式じゃありませんか。だったら、最初から画面をブロックする機能なんか付けなければいいんであります。それをパチンコの景品交換所みたいな仕組みで、責任の所在を誤魔化そうとする。これはよろしくないと思いますねえ。

防災テレビとして考えればアリ?

 ところが、このロードスターRFの納車を待つ間に、私は先のブラックアウトを経験しました。災害時にはできるだけ情報をとりたい。でも停電になると家のテレビは見られません。胆振東部地震では、停電が復旧して初めてテレビで被害の全貌を知った方も多かったはずです。

 そこで防災用品としてバッテリー駆動のテレビを検討したのですが、これが意外とお高く、ラジオのように電池も持たない。だったらクルマに無理やり付いてきたアレで良いではないか。そう思うことにしました。

 非常用ですから停まった状態で見られりゃ十分。納車後にアレをナニする作業もしておりません。シガーソケットの12VやUSBの5Vも電源も付いた「発電機内蔵自走式モバイルバッテリー」と考えれば、ロードスターも立派な防災用品なんであります。

 ちなみにオーナーでもご存知ない方がいらっしゃるので確認しておきますと、シガーソケットは助手席側コンソール下にキャップ付きで隠れております。これはスペアタイヤの代わりにパンク修理キットと電動空気入れで間に合わせている関係で、12V電源が必要だからでありまして、これでタバコに火を付けろというものではありません。

 ただ、USBはいまいちパワーが足りない。1A仕様だそうですが、アプリを動かしながらだと、スマホになかなか電気がたまっていきません。これはなんとかしたいものであります。

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