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新車を買った情報2019 第27回

マツダ ロードスターRFを買うか悩ませる電気自動車たち

2019年08月10日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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高級車としてのニッサン「リーフ」

 100%ピュアな電気自動車であるところのニッサン「リーフ」。実用的に使える電気自動車の中で、最もお手頃なのがこのクルマ。価格は324万円からスタートということで、ロードスターRFと大差ありません。

 電気自動車とスポーツカー。これは対極の存在であるかのように誤解されておりますが、電気自動車の性能上のメリットは、回転の初っ端から最大トルクを発揮する加速性能の高さ、そして静粛性であります。特に静粛性は内燃機関とは比較にならない異次元のもの。要するに、速くて静かな高級車であります。

 なのにエコだというので税金が安い。おまけに充電にはケータイのような「使いホーダイプラン」が使え、NCS(日本充電サービス)の充電スタンドがあれば、月額2000円でいくらでも充電できる。おお、神よ。そんなお得なことが許されるのでありましょうか。

 リーフにはバッテリー容量の違いで、40kw/hの標準車と、62kw/hの「e+」があり、前者の走行距離はWTLCモードで322km、後者は458km。ネットの燃費情報を見て回った感じだと、標準車なら200km程度が走行距離の下限のようです。

 バッテリーを痛めないよう80%で充電し、エアコンを使って山坂道も走ればそんなものでしょうが、都市部なら実用になるはずです。気温が下がるともっと落ちるでしょうが、寒くなると引きこもりと化し、長い距離を走らなくなる私の場合、夜、充電器につなぎっぱなしにさえしておけば、用は足りそうであります。

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