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最新パーツ性能チェック 第263回

第二の人生を歩むため自宅PCをCore i9-9900Kに新調した話

2019年07月04日 18時30分更新

文● 松野将太

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PCゲーム5タイトルでフレームレートを比較

 ひととおりベンチマークソフトでの検証を終えたところで、実際のゲームのフレームレートを計測していきたいと思います。使用するタイトルは、「Apex Legends」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」、「モンスターハンター:ワールド」、「デビル メイ クライ 5」、「Battlefield V」の5タイトルです。3DMarkの検証と同じく、検証用PCと比較用PCの計測に加え、比較用PCにRTX 2080 Tiを装着した際のスコアーも取得しています。

 まずは流行のFPSシューター「Apex Legends」から。画質設定はすべて最も高負荷になるように設定し、トレーニングステージ内の一定のコースを移動した際のフレームレートを「Fraps」で計測しました。

「Apex Legends」1920×1080ドット時のフレームレート。

「Apex Legends」2560×1440ドット時のフレームレート。

「Apex Legends」3840×2160ドット時のフレームレート。

 負荷自体は比較的軽いゲームなので、フルHDであれば、GTX 1060搭載の比較用PCでも60fpsの壁は突破できています。ただし、平均90fpsに届くかどうか微妙なラインなので、ハイリフレッシュレート液晶を使用する場合はもう少し設定を下げてフレームレートを稼ぐ必要が出てくるでしょう。

 RTX 2080 Tiを搭載したPCでは4Kまでほぼ快適にプレイできますが、やはりフルHDやWQHDなど、GPUがボトルネックにならない場面ではそれ以外の要素でフレームレートに差がつきます。フルHDでの検証用PCと比較用PC(RTX 2080 Ti搭載)は平均で約27fps、最低で16fpsの差があり、やはりハイエンドGPUを使うならCPUやメモリーも最新のものにしておきたいところです。

 もうひとつのeスポーツ系タイトルである、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)を使ったテストでは、画質を“ウルトラ”に設定し、リニューアルされたばかりのマップ「Erangel」でのリプレイを再生した際のフレームレートを「Fraps」で測定しました。

「PUBG」1920×1080ドット時のフレームレート。

「PUBG」2560×1440ドット時のフレームレート。

「PUBG」3840×2160ドット時のフレームレート。

 フルHDとWQHDでは、先ほどよりも検証用PCと比較用PC(RTX 2080 Ti搭載)のフレームレート差が露骨に出ているのが一目でわかると思います。比較用PC(RTX 2080 Ti搭載)ではフルHDでのフレームレートの伸びが極端に悪く、何度計測してもWQHDでの計測値とほぼ変わらない結果が出ました。

 GTX 1060搭載時の比較用PCは、フルHDでも平均60fpsを出すのがやっとです。「PUBG」はグラフィックスのクオリティーの割に負荷が高くなりがちな(最適化が甘い)タイトルですが、それゆえに最新のPC環境でプレイする意義は大きいとも言えます。

 続いては、大型拡張コンテンツの発売が近づいてきた「モンスターハンター:ワールド」(PC版は今冬ですが……)の結果を見てみます。画質は“最高”プリセットを適用し、マップ「古代樹の森」の一定コースを移動する際のフレームレートを「Fraps」で計測しました。

「モンスターハンター:ワールド」1920×1080ドット時のフレームレート。

「モンスターハンター:ワールド」2560×1440ドット時のフレームレート。

「モンスターハンター:ワールド」3840×2160ドット時のフレームレート。

 こちらも「PUBG」と同じ傾向で、最新環境の検証用PCが安定して高いフレームレートを出す一方、比較用PC(RTX 2080 Ti搭載)のフレームレートの伸びが悪く、検証用PCとまともな勝負ができているのはGPUがボトルネックになる4Kでのテストだけです。ここでも、CPU性能の違いがフレームレートに直結していると考えていいでしょう。なお、もともと重めのタイトルということもあり、GTX 1060搭載の比較用PCはフルHDの平均フレームレートでも60fpsを大きく下回ります。

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