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最新パーツ性能チェック 第263回

第二の人生を歩むため自宅PCをCore i9-9900Kに新調した話

2019年07月04日 18時30分更新

文● 松野将太

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自宅の第4世代Core搭載PCと比較!
……の前に立ちふさがる大きな問題

 さて、いよいよベンチマークですが、いまさら第9世代Coreプロセッサー+GeForce RTX搭載PCだけのベンチマーク計測をしても仕方ないので、自宅で常用している第4世代Coreプロセッサー搭載PCを比較機とし、最新世代では性能がどれほど進歩しているかを見てみようと思います。比較PCの構成は以下の通りです。

比較PC(2015年製)の主なスペック
CPU Intel「Core i7-4790K」(4C/8T、4~4.4GHz)
CPUクーラー CRYORIG「R1 Universal」(空冷、サイドフロー)
マザーボード ASUS「Z97-PRO」(Intel Z97)
メモリー CORSAIR「VENGEANCE PRO CMY16GX3M2A2400C11A」(DDR3-2400 16GB、DDR3-1600で運用)
グラフィックス ASUS「ROG STRIX-GTX1060-O6G-GAMING」(GeForce GTX 1060 6GB)
ストレージ Crucial「BX100 CT250BX100SSD1」(SATA 3.0、250GB SSD、システムドライブ運用)、Western Digital「WD Green」(SATA 3.0、3TB HDD、データドライブ運用)
電源ユニット CORSAIR「RM650」(650W、80 PLUS GOLD)
OS Microsoft「Windows 8.1 64bit版」
PCケース be quiet!「SILENT BASE 800」

 ほぼ4年前に購入したPCをところどころアップデートしつつ現役で使っているわけですが、こうして改めてスペックを見ると、当時はそこそこの性能だった本機もすっかりレガシー感漂うマシンになってしまったと感じます。CPUやGPUはともかく、メモリーがDDR3というのもなかなか辛いです。

比較用PC(Windows 8.1)で「3DMark」を立ち上げた画面。DirectX 12系のテストが軒並み実行できません。

 さらにまずいのがOSです。自宅にWindows 8.1環境を残しておきたくてメインマシンをあえてアップデートしなかったのですが、普段PCゲームを遊んでいるぶんにはそれほど気にならないものの、そもそもWindwos 8.1はDirectX 12に正式対応していないため、いざベンチマークを回そうと思っても「3DMark」の「Time Spy」テストなどが実行できないんですよね。

 最近のゲーミングPCのベンチマークにおいては「Time Spy」を回すのが当たり前になりつつあるので、それすらできないのは非常に厳しい現実を突きつけられている感じがします。もちろん、流行りのDXR関連のテストもできません。買い替え時なのは間違いないですね。

 前置きはこのへんにして、さっそく検証PCと比較PCの性能を見ていきましょう。

基本性能で圧倒的に上回る最新検証PC
やはりCore i9-9900K+RTX 2080 Tiは強かった!

 まずはCPU性能を計測する定番ベンチマークソフト「CINEBENCH R15」と、新たに登場したメニーコアCPU向けの「CINEBENCH R20」の結果から見ていきましょう。

「CINEBENCH R15」のスコアー。

「CINEBENCH R20」のスコアー。

 ご覧の通り、マルチテストのスコアーではCore i9-9900Kの圧勝です。仮にCore i7-4790Kを全コア5GHzまでOCしたとしても、「CINEBENCH R15」のスコアーはせいぜい1000cb前後までしか伸びないので、この性能差は埋めがたいものがあります。コア数が倍化したことから当然の結果とは言え、やはり最新世代のCPUの性能は極めて魅力的です。

 V-Ray Nextレンダリングエンジンを使用し、1分あたりのサンプル量から独自のスコアーを算出する3Dレンダリング系ベンチマーク「V-Ray Next Benchmark 4.10.03」の結果も見てみましょう。

「V-Ray Next Benchmark 4.10.03」のスコアー。

 新たにスコアー制を採用したV-Ray Next Benchmarkですが、こちらも「CINEBENCH」と同じく、2倍以上の差をつけてCore i9-9900Kが勝利しています。レンダリングはCPUの性能差がわかりやすく出るため、比較用の旧PCはほぼ太刀打ちできない状態です。

「PCMark 10 v2.0.2115」のスコアー。

 「PCMark 10 v2.0.2115」のスコアーは、デジタルコンテンツ制作における性能を比較するテストグループであるDigital Content Creationで大きくスコアーを伸ばした検証用PCに軍配が上がりました。Essensialsはアプリの起動やウェブブラウジング、Productivityはビジネスアプリ系のテストであり負荷が比較的軽いためか、そこではどちらのPCでも大きな差は出ていません。馬力が必要なクリエイティブ用途に強いCore i9-9900Kの影響が強く出た結果と言えるでしょう。

 続いての「3DMark」の計測では、検証用PCと比較用PCの計測に加え、せっかくなので比較用PCのGPUをRTX 2080 Tiに入れ替えた際のスコアーも取得してみました。Core i7-4790KとZ97環境が最新GPUをどれほど使いこなせるか、実際に見てみましょう。

「3DMark v2.8.6578」のスコアー。

 当然ながらすべてのスコアーでトップを独走したのは、Core i9-9900KとRTX 2080 Tiを搭載する検証用PC。続いたのは比較用PCにRTX 2080 Tiを装着した場合ですが、検証PCとは「Fire Strike」では約7000ポイント、「Fire Strike Extreme」では約2000ポイントほどの差があり、ビデオカードだけを換装しても最新環境とはかなりのスコアー差が出てしまうことがわかりました。

 「Fire Strike Ultra」では大きな差は出ていませんが、これは4Kの描画でGPU性能がボトルネックになってしまうためです。そして、当然ながらGTX 1060搭載時の比較用PCはまったく勝てる要素がありません。普段使っていたPCなので、自分で言ってて悲しくなってきます。

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