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最新パーツ性能チェック ― 第263回

第二の人生を歩むため自宅PCをCore i9-9900Kに新調した話

2019年07月04日 18時30分更新

文● 松野将太

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 皆様はじめまして、フリーランスライターの松野将太です。

 先日まで、アスキー編集部の自作PC大好き集団「自作虎の巻」ことジサトラのメンバーとして活動していましたが、2019年の6月14日をもって独立させていただきました。なにぶん初めてのことで、どのような反応があるかまったく想像もできなかったのですが、SNSなどではたくさんの応援メッセージをいただきとても感謝しています。

 「独立」と言うと遠いところに行ってしまうようで大げさですが、今後もアスキーに記事が載る機会は少なくないと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

PC系ライターとベンチマーク、その関係

 さて、この度ライターとして第二の人生を歩む決意をした私ですが、ご存知の通り(?)PC業界のライター業はわりと過酷なので、仕事を受注したあとで泣きを見ないためには事前準備が必要になってきます。特にハードウェア系の記事執筆では絶対に避けて通れない仕事が1つあり、この対策は必須です。それこそが、PCやハードウェアの性能計測、いわゆる「ベンチマーク」ですね。

「CINEBENCH R20」。定番のCPUベンチマークソフトです。
ゲーミングPCのベンチマークでは常連の「3DMark」。

 PCやPCパーツを購入する際、多くのユーザーが最も気にするのがその製品のパフォーマンスであることは、いまさら説明するまでもないでしょう。そのため、「この製品ではベンチマークソフトでどれぐらいのスコアーを出せるか」、「このゲームで出せるフレームレートはどの程度か」といった情報をまとめた記事には価値が生まれるわけです。

 新たな世代のCPUやGPUのレビューには必ず、「CINEBENCH」や「3DMark」といった著名なベンチマークソフトや、実際にPCゲームをプレイした際のフレームレートのグラフが掲載されており、ベンチマーク結果の掲載はもはやひとつの作法と言っても過言ではありません。要するにPC系のライターになるということは、職業ベンチマーカーになることとほぼ同義です。

 計測用の機材は各メーカーから借りることもできるものの、ベテランPC系ライターの方々は、ある程度の機材を揃え、自分用の検証機を組んでいることが多いようです。案件ごとに機材を借りて毎回PCを組んだりするのは面倒ですし、常に最新環境を用意しておくことで時間の短縮になるわけですね。

 自営業なので業務の効率化も自分の仕事ですし、新人ライターとして業界に参入する以上は、最新パーツを使った検証用PCを最低でも1台、組んでおくのが望ましいでしょう。

ジサトライッペイさん。在職中もお世話になりましたが、独立後もガシガシ発注をくれています。ありがたい話です。

 さて、そのような心構えで「辞めた次の日には秋葉原行ってPC組むか!」なんて考えていたのですが、そのような駆け出しライターの習性を完全に理解していたのが先輩のジサトライッペイさんです。出社最終日の当日に編集部の隅に呼び出され、何を言われるのかと思ったら、「どうせ検証用PC買うよね? これまでのアスキー編集部への貢献を鑑みて、餞別として好きなCPU買っていいよ」とのありがたいお達しでした。もちろん、「PC組んでベンチマーク計測した記事も書いてね!」という記事発注のおまけつきです。

 いきなりすごい甘やかすなあとは思いましたが、PC系ライターの高齢化が著しい業界の未来を憂うイッペイさんなりの親心なのでしょう。感謝の気持ちを胸に、翌日にはアキバに向かい、その他の検証用パーツ一式を購入することにしました。さらにその後、イッペイさんから「追加で動画にも出てもらうから、やっぱり検証機の機材費全部こちらで持つね」と言われたのはさすがにビックリしましたが……。もう仕事来たら断れないですね。

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