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T教授の「戦略的衝動買い」 第524回

人やペットの気配をスマホで感じる優しいIoT「どこでもセンサー」を衝動買い

2019年03月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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人感センサーのPIR設定値を変更して
使いやすい動体検知の精度を探る

 しかし、1時間に55回の動体検知は余りにも多すぎるので、出荷時のどこでも人感センサー1号機(リビングに設置)のデフォルト「PIR設定値」の24を64に変更した。基本的にPIR値は大きくなればなるほど感知度は低くなる。デフォルト値の24は、メーカー側でテストした最適値ではあると思うが、今回はあえて64と128という動体検知感度を落とす方向に閾値を変えてみた。そして、2つのどこでも人感センサーを同じ場所に設置してその差を見てみた。

2台あるどこでも人感センサーのうち、1台のPIR感度(検知閾値)をデフォルトの24から64に上げてみた。もう1台はより高い128に上げて感度を調べてみた

 予想通り、閾値64よりも閾値128の方が、動体検知の頻度は低下した。ただし、この設定がベストかどうかは個人差や目的とする動体検知の精度や重要度によって異なるはずなので、ユーザー各自で最適値を見つけることが必要だろう。

動体検知の頻度を比較してみたところ、PIRを128に上げたほうが明らかに動体検知回数が低いことがわかる

 ちなみに、どこでも人感センサー2台の閾値64と128の動体検知頻度を比較してみたグラフも掲載しておく。どこでも人感センサー2号機のグラフを180度回転させて時間軸に合わせた形で表示したので、設定閾値による動体検知の差がわかるだろう。ただし、検知回数を示す数字も反転しているので注意されたい。

別の日に、同じ場所に設置したPIR値が64と128の2台のどこでも人感センサーで動体検知回数をチェック。12時間の検知グラフを、2号機のグラフを上下反転させて時系列に並べて比較してみた。ごく一部の例外(19時台)を除き、すべての時間帯でPIR値128を設定した2号機のほうが動体検知回数は少ない。このようなテストをやってみると、自分が使うべきPIR値を比較的容易に求められるだろう。デフォルト値の24でも大きな支障はない

別の日に、同じ場所に設置したPIR値が64と128の2台のどこでも人感センサーで動体検知回数をチェック。12時間の検知グラフを、2号機のグラフを上下反転させて時系列に並べて比較してみた。ごく一部の例外(19時台)を除き、すべての時間帯でPIR値128を設定した2号機のほうが動体検知回数は少ない。このようなテストをやってみると、自分が使うべきPIR値を比較的容易に求められるだろう。デフォルト値の24でも大きな支障はない

 どこでもセンサーは、ブラウザーで結果としてのグラフイメージを見るだけではなく、詳細なベースデータの欲しいユーザーは、データのCSVファイルでのダウンロードもできる。その際も、保存期間は1ヵ月なので少し注意が必要だ。CSVファイルのダウンロードは、より角度を変えた分析などを行いたい人には便利なサービスだ。

グラフを見るだけではなく、より詳細な分析を望むユーザーはCSVファイルをダウンロード可能なので、表計算ソフトでも分析は易しい

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