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石川温のPCスマホニュース解説 第34回

あちらを立てればこちらが立たず:

夫婦喧嘩になった「スマートロック」の問題点

2019年03月18日 09時00分更新

文● 石川温

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■夫婦喧嘩になったQrioスマートロック

 筆者はau HOMEがサービス開始した時から、ずっと利用してきている。

 特段「便利になった」と実感することはなく、日常生活で「なくてはならない」と思うこともない。テレビのリモコンが見つからないとき「OK グーグル、au Homeにつないで」とau HOMEにアクセスして「テレビをつけて」とお願いするくらい。テレビやクーラーを音声で操作するときに使う程度だ。

 そんな筆者が今回の拡充で「これは気になる」と前のめりになったのが「スマートロック」だった。

 実は自宅の玄関ドアにはずっとスマートロックの「Qrio」をつけていた。アプリを操作すると、無線経由でサムターンを回して玄関ドアを開閉できる。これがとても気に入って使っていた。

 しかしQrioの唯一の弱点と言えるのが両面テープで玄関ドアに装着する点だ。

 両面テープなので、いろんなドア、特に賃貸住宅のドアにも装着できるという利点がある。しかし両面テープの粘着力がイマイチで、数ヵ月も経過するとピッタリ装着できなくなってしまうのだ。そうなると何が起こるかといえば、きっちりとサムターンを回せず空振りしてしまうことになる。

 「スマホでドアを開けられるから鍵は持ち歩かなくてもいいや」と思って外出すると、ある日突然、両面テープの粘着力が弱くなっていて「帰宅したけど、スマホでドアを開けられない」という悲劇に遭遇してしまうのだ。

 これまで何度、Qrioのせいで夫婦喧嘩になったことか。

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