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スピーディー末岡のドライビングプレジャー! 第14回

まさに暴れ牛! ランボルギーニ「URUS」はデカくて速い!

2019年02月09日 15時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII 車両協力●ランボルギーニ・ジャパン

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SPORTモードで猛牛が覚醒!

 一方、SPORTモードにすると、ランボルギーニらしさ全開。エンジン音が明らかに変わり、アクセルに対するエンジンのレスポンスが鋭くなる。トランスミッションの設定も高回転まで回すようになり、2.2トンの物体が恐ろしいスピードで加速する。もちろんそれに合わせてストッピングパワーも強化されており、ブレーキキャリパーはアルミ製10ピストン、フロント直径440mm、リア370mmという大型のカーボンセラミックローターが装着されている。街中でもキュッキュと止まってくれた。

オーディオシステムは高級ブランドの「Bang & Olufsen」のスピーカーが21台もインストールされている

運転席の足下と、助手席側にあるグローブボボックス。あまり容量はないので、説明書や車検証だけでパンパンだ。ETCもここある

 CORSA以外のNEVE、TERRA、SABBIAモードは試せる環境が近くになかったので走ってはいないが、日本なら北海道や鳥取などで活躍してくれそうだ。

 高速道路ではそのハイパフォーマンスの片鱗を体験できる。SPORTモードにしてちょっとアクセルを踏み込めば法定速度まで一瞬で到達する。まさに猛牛が突進するようだ。複雑な4WDシステムのおかげで、コーナーもしなやかに、そして安心して曲がっていける。アヴェンタドールも同じ感覚だった。

今ではさまざまなクルマに搭載されている、リアハッチを閉じるボタン。力一杯閉めなくて大丈夫

車高が高いので荷物を積むときに苦労するかもしれない。そんなときはこのボタンで車高を下げられる

左が一番下がった状態、右が一番上がった状態

 今、クルマ業界ではSUVが流行の中心だという。ポルシェやベントレー、マセラティですらSUVをラインナップしている。ランボルギーニもURUSをリリースするために、新たに従業員を雇い、工場も拡大したという。それだけ同社はこのURUSに力を入れているのだ。高級車メーカーの中では後発になるので、カイエンやベンティガには負けられん! という対抗意識もあるだろう。SUVですらスーパーカー顔負けに仕上げてしまうランボルギーニ。お値段もベースモデルで約2600万円(税抜)とスーパーだ。だが、このモデルが今後同社の躍進を後押しする存在になるのは間違いない。

リアシート側には12Vのシガーソケットが2つ用意されている

天井が開く! なので、天気が良い日は気持ちいいドライブを楽しめる

ナビで検索する際、手書き入力もできる

この機能もクルマによってはすでに搭載されている、パーキングアシストシステム。このように真上からクルマの位置を把握できるうえ、背後のカメラの角度を変えることも可能

この指示に従えば駐車が苦手な人でもスムーズに入れられるだろう。なお、SUVらしく輪留めまでバックしても下を擦ったりしない

当然ながらBluetoothによるスマホとの連携も可能。音楽をかけると、運転席側のディスプレーにも曲名が表示される。表示領域は狭いけど

カバー写真などは表示されないが、ジャンルを独自に解析しているのか、自動的に曲がカテゴライズされる

なんでもタッチで操作できるが、タッチパネルがピカピカなので指紋が付きやすいのが難点。最近のハイエンドスマホのようだ

アシスト全部入りのマキシマムモードに設定

HUDも装備されていて、わかりにくいかもしれないが、フロントガラスにナビの指示が出ている

ランボルギーニ「URUS」の
主なスペック
エンジン V型8気筒
排気量 3996cc
最大出力 650HP/6000rpm
最大トルク 850Nm/2250-4500rpm
トランスミッション 8速AT
最高速度 305km/h
0-100km/h 3.6秒
サイズ 全長5112×全幅2181(ミラー含む)×全高1638mm
車両重量 2200kg
タイヤ(フロント/リア) 285/45 ZR21/315/40 ZR21
価格 2607万5736円(税別)

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