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石川温のPCスマホニュース解説 第29回

キャリアはスマホが売れなくても痛くない:

「キャリアでスマホを買う」時代は終わる?

2019年02月01日 16時00分更新

文● 石川温

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●キャリアはスマホが売れなくても痛くない

 ユーザーとすれば「新しいiPhoneは欲しいけど、高くて買えない」という心理が働いているのかも知れない。

 総務省は「完全分離プラン」を導入させることで、通信料金を値下げさせようとしているが、一方で端末の割引がなくなるため、端末代金が高くなるように見えるというデメリットも出る。そこで総務省は中古スマホを普及させようと画策している。しかしKDDIの髙橋誠社長は「中古スマホの活用が特効薬なのかはよくわからない。今のところ中古端末を扱うことは検討していない」とつれない。

 完全分離プランが導入されることで「スマホは売れなくなる」という声があるが、既に昨年10月以降からスマホが売れない状況が始まっている。ある業界関係者は「キャリアからすればスマホ本体を売っても利益はごくわずか。別に本体が売れなくても痛くもかゆくもない」と本音を漏らす。

 完全分離プランの導入により「キャリアでスマホを買う時代」は終焉を迎えるのか。2019年、スマホの買い方、売られ方が大きく変わっていくかも知れない。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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