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最新パーツ性能チェック 第235回

GeForce GTX 1080超えの3D描画性能

最安7万円台から手に入るTuring三兄弟の末弟「GeForce RTX 2070」のコスパやいかに?

2018年10月18日 22時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトライッペイ

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 最後にPUBGこと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」を試す。画質は“ウルトラ”とし、マップ“Erangel”におけるリプレイデータ再生中のフレームレートを「OCAT」で計測した。

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」1920×1080ドット時のフレームレート。

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」2560×1440ドット時のフレームレート。

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」3840×2160ドット時のフレームレート。

 今回の検証ではフルHDでGTX 1080 Tiがやや低調(ドライバー411.70)だったが、WQHD以上ではしっかりRTX 2070との差が開いている。フルHDで60fps以上を維持できるのはRTX 2070以上であることを考えると、PUBGを最高画質でプレイしたい人にとっては好適なGPUと言えるだろう。まだアナウンスだけで影も形もないが、DLSS対応版がくればさらに解像感が高くかつ軽快なアンチエイリアスが堪能できるはずだ。

まとめ:RTXテクノロジーの価値は高いが、現状では割高感が悪目立ち

 今回の検証を通して、RTX 2080 TiがTITAN Vを、RTX 2080がGTX 1080 Tiを食ったように、RTX 2070もGTX 1080を上回り、場合によってはGTX 1080 Tiに迫れる存在であることがわかった。しかしながら、リアルタイムレイトレーシングというRTX 20シリーズの大本命機能がまだフルに発揮できない状況の下、GTX 1080 Tiより性能がやや落ちるRTX 2070を買うのは腰が引けてしまうだろう。それは無理からぬ話だ。

 RTX 2080 Tiは本当に突き抜けた性能を持っており、その領域へ到達するには唯一無二のGPUであると言えるが、RTX 2070の領域はGTX 1080 Tiとかぶる。価格的に中途半端なボードであることは否定できない。

 この状況を打開するには、リアルタイムレイトレーシング対応ゲームよりも、DLSS対応タイトルの登場を促進するしかないと筆者は考える。「Battlefield V」や「Shadow of the Tomb Raider」のRTX対応版のパフォーマンスは不明だが、従来の非RTX版より重くなることは確実だろう。RTX 2070のような中途半端な立ち位置のGPUには辛い可能性だってある。

 だが、DLSSはRTX 2070でも十分活用できる可能性はある。下のグラフは「ファイナルファンタジーXV」ベンチマークのDLSS専用ビルド(RTX 2080 Tiレビューで使用したものと同じ)のスコアーだが、TAA使用時に比べてDLSS使用時では約35%のスコアー向上が観測できた。PUBGの画質とフレームレートの向上が期待できるだけに、一日も早い実装が望まれる。

DLSSを特別に有効化した「ファイナルファンタジーXV」ベンチマークテスト用ビルドのスコアー。本来ならTAAもオフにできる設定できるビルドが提供されるはずだったが、NVIDIA側の都合により提供が間に合わなかったので、RTX 2070だけを計測した。

 もちろん、大多数のPCゲーマーが待望んでいるのは、もっとお手頃で高くても5万円クラスのGPUである。RTX 2070で使われたTU106コアをさらに絞ったものが出現するのか、TU107相当のコアが生まれるのかはまだ不明だが、より手軽なRTX対応GPUの登場が待たれる。NVIDIAには頑張ってほしいところだ。

■関連サイト
NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ
ASUS「ROG-STRIX-RTX2070-O8G-GAMING」

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