「GeForce RTX 4070 SUPER」は
RTX 4070 Tiに迫りつつ価格も安いGPUになった?
2024年1月16日23時(日本時間)、NVIDIAはCES 2024で発表した新GPUのひとつ「GeForce RTX 4070 SUPER」の販売をグローバルで解禁した。これまでのネーミングルール通り“SUPER”のないRTX 4070(2023年4月発売)の上位モデルに当たり、CUDAコアをRTX 4070から約20%増量したモデルになる。
RTX 4070 SUPERの北米予想価格は599ドル〜、これを受けた国内予想価格は8万6800円〜であるが、これはRTX 4070が当時599ドル/9万9800円〜と考えると北米基準では価格据え置き、日本基準では値下げとなる。発売日時点におけるRTX 4070の最安モデルは8万5000円前後であることも考え合わせると“攻めた”価格設定といえるだろう。
この背景には、RTX 4070より速くてVRAMが多いAMDのRadeon RX 7800 XTが最安では8万円前後で売られており、伸びしろの大きい(と見込まれている)WQHDゲーミング向けGPUシェアを大いに脅かしているからだ。だが、予価11万円というRTX 4070 SUPER搭載製品もアナウンスされているので、9万円切りで購入できるのはごく一部と認識した方がよいだろう。
今回筆者は幸運にもNVIDIAより「GeForce RTX 4070 SUPER Founders Edition(Founders Editionは以降FEと略)」をお借りすることができた。SUPERではRTX 4070基準で性能がどう変化したのか? 既存のRTX 4070 Tiとの性能差はどうなのか? 様々なベンチマークを通じて明らかにしていきたい。
この連載の記事
-
第439回
自作PC
暴れ馬すぎる「Core i9-14900KS」、今すぐ使いたい人向けの設定を検証! -
第438回
デジタル
中国向け「Radeon RX 7900 GRE」が突如一般販売開始。その性能はWQHDゲーミングに新たな境地を拓く? -
第437回
自作PC
GeForce RTX 4080 SUPERは高負荷でこそ輝く?最新GeForce&Radeon15モデルとまとめて比較 -
第436回
デジタル
環境によってはGTX 1650に匹敵!?Ryzen 7 8700G&Ryzen 5 8600Gの実力は脅威 -
第435回
デジタル
VRAM 16GB実装でパワーアップできたか?Radeon RX 7600 XT 16GBの実力検証 -
第434回
自作PC
GeForce RTX 4070 Ti SUPERの実力を検証!RTX 4070 Tiと比べてどう変わる? -
第432回
自作PC
第14世代にもKなしが登場!Core i9-14900からIntel 300まで5製品を一気に斬る -
第431回
デジタル
Zen 4の128スレッドはどこまで強い?Ryzen Threadripper 7000シリーズ検証詳報 -
第430回
デジタル
Zen 4世代で性能が爆上がり!Ryzen Threadripper 7000シリーズ検証速報 -
第429回
自作PC
Core i7-14700Kのゲーム性能は前世代i9相当に!Raptor Lake-S Refreshをゲーム10本で検証 - この連載の一覧へ