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技術の寄せ集めでは、社会課題は解決できない、NTTデータが世界のスタートアップを探す理由

第9回 豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーションコンテストの応募開始

特集
「NTTデータ 豊洲の港から」イベントレポート

提供: NTTデータ

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 スタートアップ企業を対象とした、ビジネスソリューション提案コンテスト「第9回 豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーションコンテスト」の応募受付が9月から始まった。

第8回コンテストの様子

 世界18ヵ国20都市で選考会を開催し、各都市の優勝企業を選出する。その後、2019年3月14日に東京で開催予定の“グランドフィナーレ”において全世界の最優秀企業1社を決定する流れだ。募集は10月30日まで受け付けている。

 このコンテストは「オープンイノベーション」を実現する取り組みだ。大企業はビジネスにおいて保守的になりがちだが、異業種やスタートアップ企業、あるいは大学などと連携し、技術・サービス・ビジネスにおける経験などを補い合い、新たな価値を創出する。外部の風を取り入りこむことによって、ともに新たな目線を獲得し、さらなる成長を得ようとするものだ。

Win-Win-Winの考え方に立脚

 主催のNTTデータは、このコンテストを通じ、スタートアップ企業にも3つの価値を提供できるとしている。

 ひとつは、NTTデータが持つ世界210都市以上の拠点を結び、幅広い「顧客との提携」ができる点だ。日本国内だけでなく、海外においてもスタートアップ企業がビジネス展開をしていくための手助けをする。ふたつめは、NTTグループのソリューションを利用したり、技術協力が受けられたりする点だ。最後が資金面の支援で、NTTデータとの協業を視野に入れつつ、ビジネスの拡大やアイデアを実現していくための手助けが得られる。

 NTTデータの強みは、システムインテグレータとして整備してきた社会インフラともいえる数多くのプラットフォームを活用できること。また、公共・金融・法人分野の数多くの大企業顧客ともつながっている。もちろん、NTTグループの研究開発も含め、最先端技術の活用も可能である。拠点も世界210都市以上に構えており、世界規模に広がる大きなエコシステムを持つ。

 地域を全世界に広げれば、文化的風土や社会的な課題の違いといった多様性への取り組みも必要になる。最終的に目指すのは、NTTデータの顧客、スタートアップ企業、そしてNTTデータの3者すべてにメリットがある“Win-Win-Win(トリプルウィン)”の関係を構築することだ。

コンテストで優勝後、NTTデータと協業中の企業からのコメント

 2018年夏に開催した第8回コンテストのチャンピオン、グローバル・モビリティ・サービスは、IoT×Fintechというコンセプトで、これまでにないモビリティ社会のグローバル展開を目指している。

 グローバル・モビリティ・サービスの代表取締役 社長執行役員/CEO 中島徳至氏は「グローバルなオープンイノベーションをテーマとする特徴あるコンテストにて、多様なベンチャーが集まる中、最優秀賞を頂き光栄です。イノベーションを生み出す本事業を、皆さまと協業し各国で構築していきたいと考えています」と語る。

 また、2017年から2018年にかけて15都市で開催された第7回のコンテストでグランドチャンピオンに輝いたジェストゥースとは、現在クライアント企業との実証実験に向けて準備中だ。

 ジェストゥースのチーフビジネスオフィサー パウ・モリナス氏は「コンテストのプロセスはスリリングで、すばらしい体験でした」と語る。「前年もバルセロナのチームが優勝したので、自分たちにはチャンスがなさそうだと思っていたのに、優勝できて本当にうれしかった」とする一方で、「選考プロセスが非常に公平だと感じました」ともコメントする。

 「協業もすばらしい経験となっています。NTTデータの協業支援チームは、あらゆる努力を惜しみなく注いでくれています。NTTデータのような大企業が、歴史と未来、社内途社外のイノベーションをうまく組み合わせようとする、非常に野心的なオープンイノベーションプログラムを持っていることに敬意を表します」

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