東京ゲームショウ 2016が開催中だ。15日(木)、16日(金)はビジネスディなので、メディア関係者たちばかりだが、17日(土)、18日(日)はいよいよ一般の方にもオープンとなる。
私も取材という建前で最新ゲームを遊びに行ったワケだが、そんな途中に“ちょっと異色”なブースがあったので突撃してみた。
実況動画を撮影するのって大変なのね……
みんな大好き「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」の前のビジネスソリューションコーナーにある「iCON CAST/THECOO」ブースだ。
ここのブース、ゲームをプレイできるのではない。あらかじめプレイされたゲームの映像にアテレコをするブースなのだ。逆に言えばそれ以上を語ることはないのだが、そういうブースだ。
昨今、YouTuberやニコ生主などをはじめとする“ゲーム実況”が大流行している。もちろんアスキーだって他人事ではない。そして私も最近は動画から離れているものの(大人の事情で)一時期はアスキーのYouTubeチャンネルに出演していた。
まぁ上記の動画はゲーム実況……というよりも「会場レポート」ではあるが、撮影場所が東京ゲームショウと同じく幕張メッセだからだ。ちなみに、私は相当ラフな格好をしていたこともあり、取材で会場入りする際、警備員さんに「ここからは取材関係者のみなので……」と言われてしまった。警備員さんは正しい。私が悪い。だってその日暑かったんだもん……。
話が逸れたが、この「iCON CAST/THECOO」ブースでは、X FLAGの「モンスターストライク」、スーパーセルの「クラッシュ・ロワイヤル」、DeNAの「逆転オセロニア」といった3種類の人気iOS/Android向けゲームの“アテレコ実況動画”を撮影できる。
約10秒のあらかじめプレイされた動画に体験者がセリフを言うということだ。もちろん、セリフを言う前にプレイ動画を確認できる。ぶっつけ本番ではない。
私はモンスターストライクを選んだ。シチュエーションをバラしてしまうと、実際にこれから東京ゲームショウでこのブースを体験する人にネタバレになるので控えるが、3つのポイントにあわせて“人気ゲーム実況者っぽく”セリフを言う。結構恥ずかしい。
私のような素人でも大丈夫なように、スタッフさんがカンペを用意してくれている。
好きなことで生きていくのは大変なこと
実際に体験して思ったのが、「慣れてないと話せない」ということ。あと、ブースではひとりっきりではなく、スタッフの方もいるのである程度気合いを入れないといけないこと。人目を気にするタイプにとってはツラいかもしれない。
が、それ以上にいま一線で活躍中のゲーム実況者のことが「あー、こんな気持ちで撮影してるのか」ということを感じられる。スタッフの方に聞いてみると、「ゲーム実況を仕事として依頼されたときの実況者の目線になれる」ということをある種想定しているようだ。
というのも、iCON CASTは企業とYouTuberをつなぐサービスなのだ。世の中にはそういう仕事だったり、実況者としての苦労(?)を知ってほしいという想いがあるのではなかろうか。
まぁ個人的には「ひとりで撮影をして、その撮影した“自分”を編集する」という作業のほうがいろいろな意味で苦労してるな、と思っている。あと、よくひとりで話し続けられるなと。
とにかく、東京ゲームショウとしては若干異色っぽい体験ができるのが「iCON CAST/THECOO」ブースだ。体験後にQRコード付きのカードが貰え、そのQRコードを読み取ることで撮影した動画を楽しめる。Twitter、Facebookにシェアも可能なので、友達や家族に共有することもできるぞ。東京ゲームショウに行った記念に体験してみてはいかがだろうか。スタッフのお姉さんが撮影した動画がこちら。このお姉さんの動画をシェアしてもいいんだぞ!
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