タイピング練習サービスが注目されるのはなぜ?
“SAMURAI ISLAND EXPO'16”にASCII STARTUPも出展中
編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。
北島:まずはお知らせ。本日は日本最大規模のベンチャー、スタートアップイベント“SAMURAI ISLAND EXPO'16”の会場にASCII STARTUPが出展しております。
鈴木:ブース出しますよー。この記事を見た、あなた。アスキー スタートアップブースに来れば、何かしら取材してもらえます。だれでもオーケー、なんでもオーケー。
盛田:「座談会見ました」で掲載無料って王★のブランチ感が。
北島:まぁ新たな出会いがメインということで、記事関係なくブースに来てもらえれば。
鈴木:そそ、気軽に来てくださいね。無料の冊子も配っておりますので!
北島:開催場所は天王洲アイルの一帯! モノレールの駅から受付直結しているようなので、そこから行くのが便利なのかな。あれ、ブースの場所は……どこなんでしたっけ?
鈴木:えっ、実はまだ知らない。
盛田:えぇ……(困惑)
”こだわり”を捨てたのが重要なインバウンドアプリ
鈴木:名古屋行ってきました。トーマツさんとあいちベンチャーハウスさんのイベント、第1回 2016ベンチャーピッチに参加してきましたよ。
盛田:うらやましーい。楽しそうです。
北島:地方イベントにいるのが当たり前になってますよね。今回はどうだったんですか?
鈴木:訪日タイ人向けに観光案内アプリをつくっている、エヌブリッジさんの話がおもしろかったですね。
北島:注目のインバウンド領域ですね。
盛田:なんでタイなんですか。中国とかはよく聞くけど。
鈴木:まずはビザですね。タイ人はビザなしで日本に来られるので、そこをターゲットにしたのがひとつ。もうひとつは訪日外国人向けのアプリはたくさんあるけれど、やはり、それぞれの国によって特色があるので、その特色にあったものをつくるという。
北島:アプリだと、東京都がやってる外国人向けのものが都内メトロなどでプロモーションしてますが、もっと特化型なんですかね。
鈴木:まずタイ人は文字よりも写真を好む。そして地図をあまり読まないそうで。
盛田:えぇ……。
北島:そこにビジネス的な狙い目があると。(新聞とかの文字中心メディアどうなってるんだろうか)
鈴木:わたくしもそうなんですが、日本人だと歴史とか文化とかずらーっと文字が書かれているのを好みがちだけど、写真やイラストを中心にする案内とかにしていると。
盛田:日本は昔からピクトグラムみたいなアイコン文化が強いから、そのあたりを強みに発展できるといいのかもしんないですね。
鈴木:地図もマップは表示せずに、コンパスの方向だけを表示すると。もちろん、マップ表示もできますが。
北島:”こだわり”を捨てた……。マンガ的なところも含めて相性がいいのかなと思ったけど、もっとこうごりっとした、素材が強い具合なんですね。
鈴木:観光スポットや掲載商品も、日本に在住するタイ人が選定していると。それも5年以内の人に絞っている。5年以上いると、日本人化しているからダメだそう。
北島:インバウンドものは日本人化してしまうのがよろしくないと。
鈴木:自分たちが良いと思うものと、相手がウケるものは違う(キリッ)と。
北島:いろいろな文化を改造して自分たちのものにしちゃっている日本だから、現地の感覚からすると相当違いがあるのかもね。ビジネス的にはもう動いているんですか?
鈴木:タイですでに5000ダウンロードだそうです。これはけっこうな数字だとか。
盛田:そういえばタイで日本のウェブサービスが浸透してたって話もありましたな。日本とタイ、意外とIT的に相性いいのかもしれない。台湾とおなじく親日国だし。
鈴木:日本に行きたい人も多く、今後も中流階級から訪日観光客が増えていくと。しっかり、いい思いをして帰ってもらいたいですね。
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タイピングがなぜ今注目を浴びているのか
鈴木:ピッチ参加企業じゃないんですが、紹介してもらった中でちょっとおもしろかったのが、イータイピングさんですね。2007年起業とやや長いんですが、最近、注目を浴びていると。
北島:これかな? タイピングの練習ができる……ってやつですね。
鈴木:そうそう。いまさらって感じはするじゃないですか。
北島:ですね。個人的にはやってもいいかなと思ったけど。
鈴木:「今の新入社員、PCで文字が打てない問題!」
盛田:で、出たー、若者のPC離れ! フリック入力でExcel使っちゃうとかそういう話ですかね。
北島:今後、入社時にチェックしたりするようになるのか……。
鈴木:スマホの台頭によって、PCのタイピングができない人が増えている。もちろん、まったく打てないってわけじゃないですが、生産性の部分が課題になっていると。
北島:デジタルネイティブすぎるのも、機器面のギャップ解消が追いつかないとこうなるわけですか。
盛田:今後人工知能と予測変換が活躍して入力する情報そのものが減っていけばフリックでもいいってことになるんだろうけど、いまのところはまだキーボード使えたほうが便利よねえ。
鈴木:たとえば音声入力で間違ったとき、どう修正するのか、とか課題は多く、生産性の高い入力デバイスとして、キーボードに勝るものは今のところないし、これからも、そうそう変わらないような気がします。
北島:キーボードとフリック入力じゃ比べものにならないですよね……。
鈴木:タイピングの練習ウェブサービスが、法人向けとしても逆に新しいビジネスチャンスをつかんでいるところがおもしろかったです。
北島:人工知能に職が奪われるー!とか言われるいっぽうでこういう現実はまだまだあるんですね。
来週は上半期振り返り業界セミナー開催します!
北島:さてさて、来週の火曜も主催イベントがあったりするわけですが、そちらの進捗はどうでしょう? 会場変えて増床しましたし!
鈴木:はい。2016年上半期業界振り返りトークを開催しちゃいます。メンバーが豪華なので、すでに期待大です。
北島:今回登壇するみなさんをご存じない方に説明すると、どんな感じでしょうか。いつも我々のイベントではスタートアップやベンチャーのみなさんが登壇しているので、サービスや製品からの展開が主ですが、今回はちょっと違うわけですよね?
鈴木:国内外のスタートアップ業界の各方面をくまなく見ている、ベンチャーキャピタリストの方々です。彼らの知った情報を今年上半期のまとめとして、いくつかの質問から話を訊き出しちゃおうというイベントなんです。
北島:注目のサービスや業界動向が何かといった表の話から、業界のウラ話とかも当日は聞けると。
鈴木:表も裏もあるでしょう。
盛田:デフタの山口さんがやせたのが気になる。
北島:いつの写真ですかねこれ。田所さんとか玉木さんはわかる。
鈴木:そうそう、たしかに。いつの写真かによりますよね。
盛田:そういうサービスあってほしいよね、EXIFがなくても人の写真を時系列に並べてさあ……ってそういう話じゃなかった。いつもわたしこうやって脱線するっておばあちゃんに言われた。
鈴木:アプリで年齢がARで表示するやつあるよね。わたくし関係ない話広げるってよく言われる。
北島:うん。ではこの流れで最後に来週のイベントまわりいきますかね。私は書けるやつがないなー。
盛田:来週はTokyo VR StartupsのDemo Dayがあるんすね。どんなサービスができてるのか楽しみ。新さんも出すのよね~。
鈴木:おお、新さんはデモに出る側なの? 始まったばかりのASCII倶楽部のメルマガで、サボり気味とさっそくオカモトさんにいじられていたカリーさんも来るのかな?
盛田:ブライダルフェスタで朝日新聞に取材を受けていた広田稔社長ことVRおじさんですね。どうでもいいけど「VRおじさん」の商標早めにとっておいたほうがいいと思う。
北島:元祖VRおじさんとかになっちゃうね。
盛田:そのうち「本家vs元祖」のVRおじさん戦争が起きてですね……
鈴木:ではお次はわたくし、29日にSprout #13に行ってきます。みんな大好き、納富さんイベントだよ!
北島:もはやレギュラーのようなトミーさんですね。
盛田:なにやらブースのことで大変そうなトミーさんですね。
鈴木:必死なFacebook投稿がありましたね。なんのイベントのことか、わからないっすけど、頑張ってください。
盛田:コミケかな?(絶対違う)
●今週の一言
盛田:定額制読み放題サービス「ASCII倶楽部」で秘密のメルマガ出してます。読んでね!
鈴木:横浜ベンチャーのお風呂で足こぎエクササイズ『フロスト』、アスキーストアで販売開始しました。買えるスタートアップ!
北島:食べるスタートアップでは、記事ボリュームがやばい「SABAR」のビアガーデンもこの夏気になります。