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機能がない着るロボット作った女の子「きゅんくん」は何者か?

2016年06月07日 17時00分更新

文● 西牧/ASCII

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腕が好きでMETCALFを作った

―― METCALFって羽ですか? 腕ですか?

きゅんくん あれは腕ですね。アーム。

きゅんくんの存在をこのMETCALFで知ったのだが、同じくという人も多いのではないだろうか。これが話題となり、GoogleのCMにも登場するようになる

―― 腕にこだわる理由はどこにあるんでしょう。

きゅんくん 肩から生やしたときにいちばんいいのはなんだろうと考えてアームになりました。リュックを背負うことがあるので、人は背中と肩に重さがかかることに慣れているんです。肩にウェアラブルデバイスを装着すれば着心地に違和感がない、という理由で肩を採用しました。また肩には安定して重いものを固定できる、という理由もあります。

―― 好きなメカやロボットってありますか?

きゅんくん 一番好きなのは産業用ロボットのアームです。

―― まさにSUPER GUZZILLAですね。

きゅんくん SUPER GUZZILLAは産業に使っていないから産業用ロボットというとちょっと語弊がありますけどね笑 ファナックさんや安川電機さんだったり、車工場などで働いているロボットですね。

―― アームが好きなんですね。

きゅんくん そうですね、腕好きですね。

―― 腕か……。

きゅんくん 腕って関節が多いし、可動範囲が広いんですよ。関節に興味があるのかな……。産業用アームロボットは五軸や六軸で関節が多くて、人間と同じことをしようとするために作ったのに、人間とは異なった形をしているのが興味深いなと思っています。また、小さい頃に産業用ロボットを知ったとき、経済活動に組み込まれている様に感慨を覚えました。社会と密接な関わりを持って働いているので、そこにとても魅力を感じます。

―― だから腕を作っていたんですね。

きゅんくん そうですね。いつか産ロボを作りたいです

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