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「OCX」の多様な機能を活用し、全国のパートナーが自社ソリューション価値を向上

“つながる”の先に新ビジネスを 80社超が「OCX Partner SUMMIT」に結集

2026年03月24日 15時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: BBIX、BBSakura Networks

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 ネットワークは、そこにつながる参加者が増えるたびに急速に価値を高めていくと言われる。それは人のネットワークに限った話ではなく、ITや企業のネットワークでも同じだ。

 2026年2月16日、BBIXとBBSakura Networksが主催する「第4回 OCX Partner SUMMIT」が東京・竹芝で開催された。OCXは、全国のデータセンターやクラウド、SaaSと、それを利用するユーザー企業を、セキュアかつ安定した閉域ネットワークでつなぐ“ハブ”のサービスだ。

 OCXのパートナー企業向けに行われた今回のイベントには、82社のパートナーからおよそ220名の経営幹部や事業責任者が集まり、パートナーどうしが「つながる」ことで共創の輪を広げ、OCXの価値をさらに高めていた。

 “OCXエコシステム”の熱い盛り上がりを感じさせた、OCX Partner SUMMITの全貌をレポートする。

全国に拡大するOCXのネットワークとパートナー、「世界にも展開を」

 BBIXが提供する「Open Connectivity eXchange(OCX)」は、同社のIXプラットフォームを基盤として構成された、クラウド型ネットワークサービス(NaaS:Network as a Service)だ。

 OCXでは、全国の主要データセンターやパブリッククラウド拠点(POP)との低遅延/高セキュリティな閉域ネットワーク接続を、専用ポータルからオンデマンドで設定/調達できる。サービスインフラの運用はBBIXが行うため、エンドユーザー企業はネットワーク機器の導入/運用の必要がなく、低コスト/短期間での利用が可能だ。ハイブリッド/マルチクラウド環境を柔軟につなぐネットワークを、“クラウドのような使い勝手”で実現するサービスである。

「Open Connectivity eXchange(OCX)」の概念図

 OCXの価値をさらに高めるのが、そこにつながる多彩なパートナーである。データセンターやパブリッククラウド(IaaS)だけでなく、SaaS/PaaSレイヤーのクラウドサービス、セキュリティサービス(SASE)、ユーザー企業のシステム構築/運用支援(SI)サービス、ネットワーク機器のハードウェアなど、パートナー事業者の顔ぶれは幅広い。

 OCX Partner SUMMITの冒頭あいさつで、BBIX 社長の佐々木秀幸氏は、OCXのコンセプトを「オープンな立場で、パートナーの皆様それぞれのサービス、プラットフォームを『横つなぎ』すること」だと説明した。

 OCXの現在(2026年3月末)の接続拠点数は、国内(25都道府県)と海外(タイ、シンガポール)の合計で64拠点まで増えた。また、OCXを利用するアカウント数も前年比2.3倍と、飛躍的な拡大を見せている。

 佐々木氏は、現在のBBIXではNaaS(OCX)ビジネスに注力していると強調し、「一つの大きな基盤として、OCXを世界にまで展開していきたい」と、さらなるビジネス拡大に向けた抱負を語った。

BBIX 代表取締役社長 兼 CEOの佐々木秀幸氏

OCXの接続拠点は、国内/海外の64拠点(非公開拠点を含む)まで拡大している

地方データセンターをつなぎ展開するIaaS「OCF」など、パートナー商材を拡大

 今回のOCX Partner SUMMITでは、BBIXから、OCXパートナーの取扱商材をさらに多様化していくことが発表された。

 たとえば、今回新たに発表した「OCX Compute Fabric(OCF)」は、全国のパートナー拠点(データセンター)にOCXで接続されたコンピュートインフラを設置し、任意の地域リソースを選んで利用できるIaaSである(関連記事:地方データセンターにクラウドを分散配置する「OCF」 IDCFとBBIXが事業者向けに提供)

 各地域のデータセンター事業者は、このOCFを自社商材として再販することができる。自社サービスを組み合わせたソリューションを販売したり、他の事業者が設置したOCFリソースを相互に利用したりすることも可能だ。多段商流に対応したパートナー向けのポータルも提供する。発表時点では、全国9社のパートナーがOCFを導入済み/導入予定だ。

OCFのユーザー向けポータル画面

 また、OCXに接続するアクセス回線の拡充も進めていくことが強調された。今回は、関西一円に自社光ファイバー網を持つオプテージのイーサネットVPN、IP-VPNとの相互接続サービスを発表している(詳しくは後述)。今後も、全国のケーブルテレビ事業者や電力系通信事業者などとの協業により、OCXへのコネクティビティを強化していく。

 そのほかにも、パートナー支援施策として、OCXを刷新して全国のパートナー紹介ページ、業種/課題別の導入事例ページなどを設けること、全国6つのエリアで順次「OCXエリアパートナー会」を開催していくことなども発表された。

※ NaaS、Network as a Serviceは、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の登録商標です。

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  • 角川アスキー総合研究所