スマホやタブレットで文章作成をすると、どうしてもキーボードが欲しくなってしまう。ディスプレー上のキーボードに慣れてきたといっても、最大速力での入力はまだ難しいものだ。
フリックに最適化されている人はまた別の次元の速度で入力をするが、やはりキーボードという人も多い。そうなるとモバイルキーボードを探すことになるのだが、今回紹介するマイクロソフトの「Universal Foldable Kyeboard」は、ひとつの最適解かもしれない。
2つに折りたためるキーボード
Universal Foldable Kyeboardは、2つ折りでコンパクトに持ち運べるモバイルキーボードだ。
2つ折り時は幅146×奥行き125×厚み10.5mmで重量約180g。縦幅でいくと、ほぼiPhone 6s Plusに近い大きさで、まず持ち運びのしやすさに目が行くだろう。
カバンの中でもまったく邪魔になる気配がないサイズだ。この状態だけでもモバイルキーボードを探しているのであれば、高いポイントになるという人もいるのではないだろうか。なお価格はオープンプライスで、想定価格は1万円前後とされている。
パカッと開くと自動的に電源が入る。そのため、本製品には電源ボタンというものはない。もちろん、閉じると電源はオフになる。
開いた状態はほぼフルサイズのキーボードになっており、パッと見の見た目で「もしかして」と思った読者もいると思われるが、とてもSurface 3 タイプ カバー的な仕上がりになっている。
開いた状態での厚みは約4.9mmで、これもSurface 3 タイプ カバーと同じと、そのままともいえる。それもあって、Surface 3 タイプ カバーを打鍵したことがあるのであれば、そのインプレッションだと思っていい。
ただ写真を見てもわかるようにキーレイアウトは変則的になっている。「T」「G」「H」「N」キーのサイズが、ほかのメインキーと異なっている。
これはiPadの分割キーボードにもある隠し入力判定に近いモノのようで、中央部分に隙間がある分、ホームポジションのズレによるミスタイプを防ぐ目的だと思われる。
筆者の場合だと「T」キーの指位置がけっこうズレることがあったので、もっとも横長な「T」キーに助けられることが多かった。
またエンターキーの細さが気になる人もいそうだが、このあたりは好みの世界でもあるので、タッチ&トライできるチャンスがあれば実際に打鍵してみてほしい。それにしても、左SHIFTキーがとても長い(苦笑)。
(次ページに続く、「膝上は絶望的だが持ち運び+打ちやすさは魅力的」)
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