インテルの“Skylake”(開発コードネーム)こと第6世代Coreプロセッサーが、8月5日21時に発売開始となった。

“Skylake”ことインテル第6世代Coreプロセッサー「Core i7-6700K」
“Broadwell-U”ことモバイル向け第5世代Coreプロセッサーが発表されたのが今年1月、さらに“Broadwell-K”ことデスクトップ向け第5世代Coreプロセッサーが発表されたのが今年6月と、ついこの前第5世代が発表されたばかりなのに、もう次世代の第6世代が登場となった。
今回、いち早くデスクトップ向け第6世代Coreプロセッサー「Core i7-6700K」と「Core i5-6600K」を入手できたので、速攻で性能をチェックしてみた。
第6世代Coreプロセッサーの2モデルが販売開始
今回発売となった第6世代Coreプロセッサーは、「Core i7-6700K」と「Core i5-6600K」の2モデル。型番に“K”がついていることからもわかるように、双方とも倍率ロックフリーとなっている。
第6世代Coreプロセッサースペック表 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-6700K | Core i5-6600K | |||||
製造プロセス | 14nm | 14nm | ||||
CPUコア数 | 4コア/8スレッド | 4コア/4スレッド | ||||
コアクロック | 4GHz | 3.5GHz | ||||
ターボ時最大クロック | 4.2GHz | 3.9GHz | ||||
L3キャッシュ容量 | 8MB | 6MB | ||||
統合グラフィックス | HD Graphics 530 | HD Graphics 530 | ||||
対応メモリー | DDR4-2133/DDR3L-1600 | DDR4-2133/DDR3L-1600 | ||||
TDP | 91W | 91W |
CPUコア数は双方とも4コアだが、Core i7-6700Kはハイパースレッディング・テクノロジー対応のため、Core i7-6700Kは4コア8スレッド、Core i5-6600Kは4コア4スレッド対応。CPUコアの動作クロックは、Core i7-6700Kが定格4GHz、ターボ時最大4.2GHz、Core i5-6600Kが定格3.5GHz、ターボ時最大3.9GHzとなる。
内蔵するグラフィックス機能は、双方とも「Intel HD Graphics 530」を採用。DirectX 12に対応するとともに、メディアプロセッサーのクイック・シンク・ビデオはH.265のエンコード・デコードに対応するなどの強化を実現。第5世代Coreプロセッサー搭載のInte HD Graphics 4600より描画能力も向上している。
内蔵メモリーコントローラーは、DDR3L-1600に加えDDR4-2133をサポート。また、対応チップセットとしてIntel Z170 Expressが用意され、対応CPUソケットもLGA1151となった。これにより、第5世代Coreプロセッサーまでとの互換性はなくなっている。
→次のページヘ続く (第6世代、第5世代、第4世代をベンチで比較)

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