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年末年始を楽しくするデジタルガジェット 第6回

いつかは欲しい、音も見た目も美しい欧州のスピーカー5選

2015年01月03日 10時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp編集部

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 2014年、「ハイレゾ」という言葉を見たり、聞いたりする機会ものすごく増えた。街で、電車の中で、某ハイレゾ対応ヘッドフォンを見た回数は数えきれない。この1年で、音に対する関心が強まったという方も多いのではないだろうか。

 そして何かに新しくハマると、「もっといいものはどうだろう?」とよりいいものを、いいものを、と試したくなってくるものだと思う。では、オーディオにはまった人が最終的に行き着きたくなるのは、どこなのだろう? 考えると、専用ルームを設けてアンプとスピーカーを設置、ソファに深く腰掛けて……の世界なのかなと考えた。

 ここでは、ハイエンドなものを中心としたスピーカーの中でも、デザイン的に日本の家屋にマッチしそうなものを5つ紹介する。いつか実現したいオーディオライフ妄想の一助になれれば幸いだ。

キュートなデザインとネーミング

Audel
Fred & Ginger
実売価格 42万1200円(ペア)







 映画「ジンジャーとフレッド」にあやかったネーミングと、「男」「女」アイコンのキュートな形状が印象的な“カップル”スピーカー。「スピーカーは音楽を提供するアクセサリー」というイタリアAudelの設計テーマがあってこそ生まれた逸品。

 積層バーチウッドを蜜蝋で固めたキャビネットの高い剛性は、音響性能的にも優れているという。面白いのは、フロントパネルをシンプルな「エボニー」だけでなく、「カレイド」なる模様の入ったものに交換するオーダーも可能な点。カレイドはモノトーンのシックなもの、赤を基調としたもの、緑や赤の混ざった鮮やかなものの3タイプが用意され、部屋の雰囲気やオーナーの好みに合ったデザインにできる。

■製品ページ

家具の国がBluetoothスピーカーを作るとこうなる

Tangent
Classic
実売価格 7万5600円(MODERNITY STORE価格)






 ミニマルなデザインと素朴さ感じられる家具が日本でも人気の国、デンマーク。北欧感のあるデザインが好みの人なら、きっと欲しくなってしまうデンマークTangent製のBluetoohスピーカーがこの「Classic」だ。

 北欧らしい曲げ木のキャビネットに、25.4mmトゥイーター×2基、127mmウーファー×2基、アコースティックバスレフポート×2ヵ所と仕様も本格的。apt-Xに対応ししているほか、有線での接続にも対応しているため、利用シーンも幅広い。プレーヤーやスマートフォンを立てかけられる木製スタンドが付属するのも気が利いている。

■製品ページ

ダイナミックでシンプルな曲げ木が美しい

Davone
Riva
実売価格 62万6400円(ペア)






 キャビネット背面を1つなぎのウォルナット曲げ木で覆うダイナミックかつスッキリとしたデザインが印象的な、デンマークDavone製のスピーカー。縦長で設置面がスチール製のスタンドになっている形状なので、設置した際に圧迫感が少ないのもポイント。

 仕様としては2.5cmのツイーター、10cmのミッドレンジコーン、17.8cmのウーファーと搭載。バスレフポートを前面に設置することで背面の壁からの不要な反響をおさえ、環境に左右されない音質のよさを実現するという。

■製品ページ

周囲360度に音を広げる円錐が特徴

Davone
Mojo
実売価格 24万1500円(ペア)






 同じくデンマークDavone製のスピーカー。高さはおよそ30cm、奥行きはおよそ25cm程度と、サイズ的にはブックシェルフタイプに近い。

 3cmウーファーと7.6cmトゥイーターに加え、底面にウーファーを搭載し、小型ながら低域の量感も楽しめる設計に。筐体上部に取り付けられた特徴的な円錐は「リフレクター」で、音を周囲360度に拡散させる役割がある。高い機能性をミニマルなデザインに溶け込ませた点が、さすがデンマーク!

■製品ページ記事

やっぱり「まげ」付きのコレ!

B&W
805 Diamond
実売価格 45〜55万円前後(ペア/仕上げにより異なる)






 今年の春、イタリアの自動車メーカー マセラティとコラボレーションしたことで話題を集めたB&Wの名機、805 Diamond。「スタジオのサウンド・クオリティーは、スタジオだけのものであってはならない」というB&Wの哲学のもと、およそ幅238mm×高さ418mmというブックシェルフ型に近いサイズながら「ダイヤモンド・ドーム・トゥイーター」を搭載し、すぐれた臨場感を実現。

 背面にはポートやユニットを設けないため、設置場所を選ばないのも魅力の1つ。木の素朴な質感が魅力の「チェリーウッド」「ローズナット」に加え、ピアノ塗装をほどこした「ピアノブラック」をラインアップ。ひかえめながら主張するデザインはさまざまな部屋に調和しそう。

■製品ページ

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